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R&Gは、仕事がなかなか続かない475人を対象に「仕事が続かない理由に関する意識調査」を実施し、その結果をランキング形式でまとめ公表した。
■仕事が続かない理由1位は「人間関係でつまずく」
仕事が続かない理由の圧倒的1位は「人間関係でつまずく」で、半数以上から票を集めた。
次いで2位は「仕事に飽きる・他のことがしたくなる」、3位は「仕事内容が合っていない」、4位に「ストレスにうまく対処できない」が続く。
全体的に自身の性格、考え方、スキル、能力などが原因と考えている人が多くなっている結果となった。
■転職や退職の頻度は「3年に1回程度」
仕事がなかなか続かないと自覚している475人に、転職や退職の頻度を聞いたところ、もっとも多かったのは「3年に1回」で24.2%、次に多かったのが「1年に1回超」で22.5%となった。「辞めたくても、3年くらいは頑張ってみろ」と言われることも多いが、実際には3年たたずに辞めた人が多いとわかる。
なお「派遣社員なので、大体2~3年に1回は職場が変わる」と、雇用形態に由来する転職をしている人もみられた。
■仕事が続かないことの相談は「誰にもしない」
仕事が続かないことを相談する相手を聞いたところ、1位は「誰にも相談していない」となった。
自分ひとりで解決しようとする人が多い一方で、「仕事が続かないことに問題を感じていないので、誰にも相談しない」という意見も複数寄せられ、「仕事が続かないことを解決したい」と考えていない人もいると判明。
相談する場合の相手としては、2位「家族・配偶者」、3位「友人・恋人」など、身近な人が多くなっている。以下、4位「転職エージェント」、5位「上司・同僚」、6位「医師」、7位「ハローワーク」という結果に。
ただし「転職については他人に相談するけれど、仕事が続かないことについての相談はしない」という人もおり、仕事が続かず転職を繰り返すことについて、身近な人やプロにも相談しにくいと感じている人もいるようだと同社は考察している。
■仕事が続かない人が改善したいことは「対人スキルの低さ」
仕事がなかなか続かない人が改善したいことの圧倒的1位は「対人スキルの低さ」となった。
次いで2位「ストレスマネジメント能力の低さ」、3位「仕事のスキル」、4位「自己分析・仕事選びの方法」と続く。
転職を繰り返してしまう理由に対応した改善ポイントが上位にランクインしたが、「わかっているけどできない」という声もあり、「改善ポイントはわかっているのに、改善しきれずに転職を繰り返してしまう人も多い」と推測している。
【調査概要】
調査対象:仕事がなかなか続かない人
調査期間:2024年7月12日~29日
調査機関:同社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:475人(女性290人/男185人)
回答者の年代:10代1.3%/20代19.8%/30代41.0%/40代22.5%/50代以上15.4%
<参考>
R&G『仕事が続かない理由に関する意識調査』