東芝テックは、東急ストアの店舗にて、セルフレジ運用時における省力化と防犯ソリューションの実証実験を開始したと発表した。
小売業界では、人手不足や消費者の利便性向上を目指し、セルフレジの導入が進んでいる。一方、店舗では空いているセルフレジへ買い物客を誘導するために、従業員を配置するケースもあるという。
また、消費者が商品の登録・会計漏れがあった場合の声掛けの対応など、人手に依存している業務のシステム化に対する期待が高まっているとのことだ。
同実証実験では、同社が開発した「空きレジ案内システム」と「セルフレジ支払い漏れ検知システム」の2つのソリューションを導入。
「空きレジ案内システム」では、カメラを用いて空いているレジを自動的に検知し、買い物客に案内することで、従業員の業務や店舗オペレーションの効率改善を検証するという。
また「セルフレジ支払い漏れ検知システム」では、会計が完了していないセルフレジをシステム上で検知し、店舗従業員への通知を行うことでセルフレジの安全な運用を検証するとのことだ。
同社は今後も、小売業界が抱える課題の解決や革新的なソリューションの提案を通して、より付加価値の高い買い物体験の提供と流通業界の変革を進めていくとしている。
■実施店舗概要
店舗名:東急ストア中目黒本店(営業時間9:00~24:00)
所在地:東京都目黒区上目黒1-21-12
実証実験期間:9月17日~9月30日