JR東海とJR西日本は、2024年度の年末年始に「のぞみ」号を「全席指定席」として運行することを発表した。
東海道・山陽新幹線では、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の3大ピーク期において、「のぞみ」号を「全席指定席(自由席設定なし)」として運行している。
これまで実施した3大ピーク期では、「のぞみ」号の自由席を指定席に切り替え、通常は1~3号車に設けている自由席をなくすことで、普通車指定席が1列車あたり約3割増加。
これにより、より多くの利用者が予約・着席できるようになったほか、自由席車両に乗車するためにホーム等で長い間待つ必要もなくなっているという。
なお、年末年始期間もこれまで通り、東京~新大阪間で「のぞみ12本ダイヤ」を活用するとともに、東海道・山陽新幹線を直通する列車を増発するなど、多くの列車、座席を用意するとしている。
また、「EXサービス」では、最大1年前から指定席を予約することも可能とのことだ。
■概要
1.実施期間
2024年12月27日~2025年1月5日
2.対象区間および列車
上記期間中の東海道・山陽新幹線(東京~博多間)を運転する、全ての「のぞみ」号
3.その他
・全席指定席の期間は、新幹線定期券「FREX・FREXパル」を含む、自由席に限り乗車できるきっぷ(自由席特急券等)を持つ利用者は、「のぞみ」号では着席不可。
・上記期間中も、「のぞみ」号以外の列車(「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」)には、通常通り、自由席を設定。
※自由席特急券等を持っている人は、普通車のデッキ等を立席で利用する場合に限り、「のぞみ」号に乗車可能。(「のぞみ」号の指定席に着席される場合は、所定の指定席特急料金が必要となる。)
※「のぞみ」号以外の列車の自由席が混雑した場合は、自由席特急券等を持つ利用者に、「のぞみ」号の普通車のデッキ等を立席で利用するよう案内をする場合あり。
※大規模な輸送障害が発生した場合等には、「のぞみ」号を全席自由席で運行する可能性あり。