全日本空輸は、ボーイング777型機の貨物専用機(以下、フレイター)と旅客機に、ルフトハンザテクニック社とBASF社が共同開発したリブレット加工フィルム「AeroSHARK」フィルムを導入することを発表した。

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また、リブレット技術実装の初号機であるボーイング777型フレイター(JA771F)を初めて就航するという。来春から同技術を導入した2号機目として旅客機(JA796A)を国際線にて運航する予定とのことだ。

「AeroSHARK」フィルム(1枚当たり幅約1メートル×高さ約0.5メートル)は、サメ肌の摩擦抵抗を低減する構造に着想を得た機能性表面フィルムで50マイクロメートル程度の微細加工が施されているという。

同実装により機体胴体の大部分にこのフィルムを貼付することで一機当たり年間約250トンの燃料消費量と約800トンのCO2排出量を削減することが可能に。

リブレット技術を実装したボーイング777型機の2機の運航を通じ、その効果を検証した上で、その他同型機材への拡大を進め、同社グループの中長期環境目標の達成を目指すとしている。また、同取り組みをはじめ、持続可能な社会の実現を目指すさまざまな施策を引き続き展開し、ESG経営の推進に取り組むとのことだ。