昆虫由来タンパク質・バイオ燃料開発企業のスーパーワームは、Partners Fund 1号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資を実施し、総額約1億円の資金調達を完了したことを発表した。
今回の調達には、ANOBAKA3号投資事業有限責任組合、イーストベンチャーズ4号投資事業有限責任組合、かごしまスタートアップ支援投資事業有限責任組合が参加。
同社は、「タンパク質危機」と「地球温暖化」という2つの重要な社会課題解決に向け、昆虫の持つポテンシャルを最大限に引き出す事業を展開している。特に、高い養殖効率を持つ「スーパーワーム」に注目し、昆虫タンパク質の普及における最大の課題である「高コスト」の解消を目指しているという。
具体的には、「スーパーワーム」の特性と独自の開発技術を掛け合わせ、「スーパーワーム」由来の飼料原料(タンパク質)、バイオ燃料、有機肥料の開発・生産・販売を推進している。
今回の資金調達により、同社は以下に注力していくとのことだ。
・独自の技術を用いた効率的な養殖プロセスの構築
・エビデンス構築に向けた企業および大学との共同研究の強化
・より高タンパク質源を含むスーパーワームの開発に向けたゲノム編集技術の研究