フォーイットは、全国の20代~60代までの男女500人を対象にキャッシュレス決済に関するアンケートを実施し、結果を公表した。

キャッシュレス決済に関するアンケート

■キャッシュレス決済利用率が9割超え

全国の20代〜60代の男女を対象に、「どんなキャッシュレス決済方法を日常的に利用しているか?」というアンケートを実施したところ、「キャッシュレス決済を利用している」と回答した人は90.4%で、「利用していない」と回答した人は9.6%に留まった。

キャッシュレス決済利用率

また、利用しているキャッシュレス決済の内訳を見てみると、最も多かった回答は「クレジットカード」で77.8%。次いで、「スマートフォン決済」が52.4%、「交通系電子マネー」が32.6%と続く。

利用しているキャッシュレス決済の内訳

【年代別】20代と60代で使用ツールは正反対の傾向に

年代別で見ると、60代では「クレジットカード」と回答した人が最も多く90%だったのに対して、「スマートフォン決済」は38%と低い水準に留まっている。

その一方で、20代では「クレジットカード」を日常的に利用している人は63%に留まっており、「スマートフォン決済」が59%で最も多くなるという、20代と60代で正反対の結果となった。

利用しているキャッシュレス決済の内訳(年代別)

【居住地域別】クレジットカードとスマートフォン決済は全国で普及も、交通系電子マネーは地域差が顕著に

居住地域別で見ると、普及率の高い「クレジットカード」や「スマートフォン決済」はどの地方でも一定の回答を集めている。

しかし、「交通系電子マネー」は最も高い関東が46%だったのに対して、中国・四国では13.2%と大きな差があることがわかった。

現在では交通系電子マネーを利用できる店舗も増えているが、日常的に公共交通機関を使わない場合は、交通系電子マネーも利用しない人が多いと考えられるため、公共交通機関網が発達している地方と車社会の地方で差が生まれていると同社は推察している。

利用しているキャッシュレス決済の内訳(居住地域別)

【未婚・既婚別】クレジットカード利用率に有意な差が

未婚・既婚別で見ると、ほとんどの項目で差はあなかったが、「クレジットカード」では既婚の回答が約12%上回る結果となった。

一般的にはクレジットカードの審査は未婚よりも家族を養う必要がある既婚の方がスコアリングが高くなるとされており、また既婚の場合は家族カードのような特典もあるため、クレジットカードの利用率は既婚者の方が高くなっているのかもしれないと同社は考察している。

利用しているキャッシュレス決済の内訳(未婚・既婚別)

<参考>
フォーイット・afb『キャッシュレス決済に関するアンケート