婚活・恋活マッチングアプリ「ダイン」を運営するMrk&Coは、マッチングアプリ「ダイン」のプロフィール項目から、利用者の結婚観に関する分析調査を実施し、その結果を公表した。

■男女ともに結婚願望は90%以上。アプリで結婚相手を探す時代に

「結婚願望」の項目について、男性の90%、女性の92%が将来的に「結婚したい」と回答し、マッチングアプリ利用者の結婚願望は高く、結婚相手を探す新たなツールとしてマッチングアプリが利用されていることが分かった。

結婚願望について

■男性の4割以上が事実婚を容認。結婚の形も多様化

近年、世間では事実婚が新しい結婚の形として認識されつつある中で、ダインを利用する男性のうち4割以上が「積極的に検討したい」「相手が望むなら検討可能」と、事実婚を選択肢に入れる回答をした。また、女性も5人に1人が事実婚を容認する結果に。

利用者の多くが結婚相手を探している中で、結婚の形態については柔軟な姿勢を持つ傾向が見られた。

事実婚について

■結婚後の姓について男女ともに「どちらでも良い」が1位

また、結婚後の姓についても、男女ともに「どちらでも良い」と回答する人が1位に。さらに、男性側で「自分の姓を使い続けたい」と主張する人は全体の3分の1以下であることから、結婚後の姓は男性側の姓を名乗るという価値観も変わりつつある様子が伺える。

結婚後の姓について

■結婚後「仕事は継続」「親同居はなし」「家事は分担か外注」

結婚後の仕事に関して「続けたい」と回答する人は、男女ともに過半数を大きく超える結果に。

かつての日本では「寿退社」という言葉が存在し、結婚を機に女性が退職する慣習が見られたが、価値観や経済状況の変化に加え、職場での産休・育休制度が広まり、結婚後も仕事も辞めずに続けたいと考えている人が多いことが分かった。

結婚後の仕事について

また、結婚後の同居についても、夫婦と子供だけの核家族形態を望む人が、男女ともに1位だった。一方で、自分の両親との同居を希望する人は、それぞれ1%未満に。

結婚後の同居について

結婚後の家事育児に関しては、「ふたりで分担したい」という回答が男女ともに大多数だった。また、男性の4%、女性の7%が「一部をプロに外注したい」と回答。

女性の社会進出が一般的となり、お互いに支え合いながら家庭を築きたいと考えて婚活する人が増えていることが伺える。

家事育児の分担

■子供は「できれば欲しい」と答える人が6割超え

子供に関して「できれば欲しい」と答えた女性は67%、男性は65%と、男女ともに大多数が子供を欲しいと考えていることが分かった。

少子化により、毎年出生率が過去最低の数字を出すことが注目されている一方で、婚活・恋活中の独身者の子供を持ちたいという願望は、依然として高水準であることが明らかに。

将来の子供願望

【調査概要】
ダイン利用者が入力するプロフィール項目のうち、結婚観に関連する選択項目を集計
調査機関:Mrk&Co
調査対象:マッチングアプリ「ダイン」を利用する男女
サンプル数:2024年3月にダインにアクセスした人のうち、ランダムに抽出した24,000人分をサンプル対象とした。

<参考>Mrk&Co『マッチングアプリ利用者の結婚観に関する分析調査