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マイナビは、大学1年生から4年生を対象に「大学生アルバイト調査(2024年)」を実施し、その結果を公表した。
■SNS経由でアルバイトの応募経験がある割合は26.5%で、前年比4.7pt増
アルバイトをしている大学生は71.1%で前年より2.7pt増加した。
アルバイト探しの情報収集源は、「アルバイト求人アプリ」が48.8%で最多となり、次いで「アルバイト求人サイト」が48.1%だった。
また、SNS経由でのアルバイトの応募経験がある大学生は26.5%と前年比で4.7pt増加し、実際にSNS求人で働いた経験があった大学生は24.6%と前年比で5.5pt増加した。SNS経由でのアルバイト探しが浸透しつつある様子が伺える。
一方、約6人に1人の大学生が、SNSで怪しい求人の勧誘を受けたことがあると回答。
■アルバイト選びの際、親の関与がある割合は60.0%で前年より3.5pt増加
アルバイト選びの際に親の関与がある大学生は、60.0%で前年より3.6pt増加。関わり方は「アルバイト先を決めるときに親の意見を参考にした」が61.6%で最多となり、次いで「アルバイト許可証を発行するために親の許可をもらった」が続いた。
また、SNS経由でのアルバイト探しの経験の有無別に見ると、ある人はない人より、「アルバイト先を決定する際に親の関与がある」と回答した割合が多く65.5%で8.2pt上回った。
SNSやインターネット上で募集される、高額報酬をうたった危険な仕事、いわゆる「闇バイト」に学生自身も知らないうちに加担してしまうことが社会的な問題となる中で、SNSでアルバイト探しをする人は、事前に親へ相談する人が増えていることが分かった。
■就職活動を意識してアルバイトを決めた割合は31.5%で、調査開始以来最多に
就職活動を意識してアルバイト先を決めた割合は31.5%で、2020年の調査開始以来最多に。
アルバイト選びで重視したことは、「正しい言葉遣いができるようになる」が50.4%で最多となり、前年比でも7.2pt増と最も増加。次いで「専門的なスキルを深める又は身に付ける」が6.3pt増、「正社員に近い仕事をする」が5.4pt増となり、ビジネスマナーに加えて、専門的なスキルの習得を意識してアルバイト選びを行う大学生が増えた様子が伺える。
これは、新卒採用で職種別採用が広がり、必要なスキルが明確になったことが影響しているのではないかと同社は考察している。
【調査概要】
目的:大学生のアルバイトの実態と意識を明らかにすること
調査名:「アルバイト就業者調査(2024年)」より大学生サンプルのみ抽出し作成
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
対象者:18~23歳の大学1~4年生 ※短期大学、専門学校、大学院生は除く
回収数:就業者913サンプル、非就業者381サンプル
実施期間:2024年2月15日~2月19日
<参考>マイナビ『大学生のアルバイト調査(2024年)』