ZOZOが運営するファッションEC「ZOZOTOWN」は、利用者が通常配送よりも余裕のある配達時期を選択した場合に、買い物に使用できるZOZOポイントを受け取れる「ゆっくり配送」を、4月2日から試験導入すると発表した。
ゆっくり配送は、商品注文日の5日後から10日後までに発送する新たな配送の選択肢で、注文から発送までのリードタイムが通常配送よりも最大で6日長くなるという。
その代わりに、利用者には特典として、ZOZOTOWNでの買い物に使用できるZOZOポインをを10ポイント付与するとのことだ。
2024年4月の働き方改革関連法の施行による「2024年問題」への対応が求められるなか、同社では、2023年9月にZOZOTOWNで注文した商品の受け取り方法の初期設定を「置き配」に変更するなど、配送ドライバーの負担軽減やCO2排出量の低減に取り組んでいる。
今回のゆっくり配送の試験導入により、「注文のおまとめ」促進による配送件数の削減や繁閑に応じた発送作業の分散による配送の効率化など、さらなる効果を見込んでいるという。
また今後は、発送までのリードタイムを活用したモーダルシフトの実施なども検討していくとのことだ。
■ゆっくり配送の試験導入について>
試験期間:4月2日から4月22日23時59分まで(予定)
対象:ZOZOTOWN会員(一部利用者)
特典:ZOZOTOWNでの買い物に使用できるZOZOポイントを10ポイント付与。
利用方法:商品注文時に、「注文内容の確認」画面でゆっくり配送の選択が可能。
※試験導入の結果をふまえ、本格導入を決定する予定。また、サービスの詳細は変更となる場合あり。