小田急電鉄、東京メトロ、東急不動産の3社は、新宿駅西口地区開発計画「A区」の新築工事を開始したと発表した。地上48階建て、高さ約260mの商業・オフィス複合施設を建設し、2029年度の完成を目指すという。
同計画は、「新宿グランドターミナルの実現に向けた基盤整備」「国際競争力強化に資する都市機能の導入」「防災機能の強化と環境負荷低減」の3つの項目を整備方針とし、エリアの特性を踏まえた「商業」と「オフィス」を主用途とした開発計画。2024年2月には東急不動産が正式に参画し、3社共同事業として推進している。
A区の事務所用途は、2023年12月に建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)評価を取得し、「ZEB Ready」を達成。ワークプレイスとしての機能性と環境配慮を両立させた、高機能なオフィス空間を目指すとしている。
■計画建物概要
計画地:東京都新宿区新宿三丁目と西新宿一丁目の各地内
敷地面積:約15,720㎡
延床面積:約279,000㎡
新築設計:日本設計・大成建設設計共同体
新築施工:大成建設
■ 3社共同事業「A区」
敷地面積:約8,060㎡
延床面積:約251,000㎡
主要用途:商業、事務所、駅施設等
階数:地上48階地下5階
最高高さ:約260m
解体着工:2022年10月
新築着工:2024年3月
新築竣工:2029年度(予定)
■ 小田急電鉄単独事業「B区」
敷地面積:約7,660㎡
延床面積:約28,000㎡
主要用途:商業、駅施設等
階数:地上8階地下2階
最高高さ:約50m
解体着工:2023年4月以降、順次
新築着工:2024年3月以降順次
新築竣工:2029年度(予定)