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タメニーは、20~49歳の未婚男女2,421人に対して、「結婚で重視したいこと」に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
■未婚男女のうち「結婚したい」人は43.4%、「結婚したくない」人は8.6%
20~49歳の未婚男女2,421人を対象に「結婚したいと思うか」と聞いたところ、「結婚したい」が15.9%、「どちらかと言えば結婚したい」が9.7%、「いい人に出会えれば結婚したい」が17.8%となり、「結婚したい」と考えている人は全体の43.4%を占めた。
一方、「どちらかと言えば結婚したくない」は4.0%、「結婚したくない」は4.6%で、「結婚したくない」という人は8.6%にとどまる結果に。
また、「結婚に興味がない」という人は32.1%となり、様々な生き方を選択できる時代であるため、「結婚することが全てではない」という価値観などから、このような結果になったのではないかと同社は考察している。
■「自分より収入が高い」パートナーを重視する男性は19.1%、女性は66.1%
次に、「結婚したい」と回答した未婚男女1,052人に対し、結婚相手のどんなところを重視するか聞いたところ、年齢、学歴、家事スキルに関しては「こだわらない」「どちらとも言えない」と回答した人が多くを占めた。
婚活市場においては、条件が先行してしまうこともあり学歴や年齢においては重視されると言われているが、気にしない人が増えていることが明らかに。
また収入においては、「自分より高い」を重視する人が44.2%となった。
男女別に収入について詳しく見てみると、「自分より収入が高い」を重視する人が男性は19.1%、女性は66.1%となっており大きな差が出る結果に。
これは、「男女の賃金格差」や「将来不安」などもあり、パートナーである男性には収入の高さを求めてしまう傾向が依然として高いのではないかと同社は考察している。
■20代男性の3人に1人は、自分よりも「年上」を重視
男女×年代別の結果は、以下の通り。
男性の30代と40代は「自分より年下を重視」が「年上を重視」を上回った一方、20代は「自分より年上を重視」が32.8%で約3人に1人が年上の女性を希望し、「自分より年下を重視」の12.7%をはるかに上回る結果に。
女性は、全ての年代で「自分より収入が高い」ことを重視する割合が最も多い結果となった。また、年代が上がるにつれてその比率は高くなり、40代では71.8%となった。
■結婚は「恋愛感情」重視派が62.9%、プロポーズは「男性から」したい・してほしい
「結婚したい」と回答した人に、結婚するときに「恋愛感情」と「条件」のどちらをより重視したいか聞いたところ、62.9%が「恋愛感情」を重視すると回答。男性は66.4%で、女性は59.7%となった。
プロポーズについては、「男性からする・してほしい」人が55.7%で半数を占める結果に。結婚式などのセレモニーは「こだわらない/どちらとも言えない」が40.7%となっていることから、相手に合わせたいと考えている人が多いことが伺える。
また、「法律婚(入籍する)」を重視する人は55.9%で、「夫婦同姓」を重視する人は44.2%となった。
男女別に見ると、「法律婚」は男性が46.2%、女性が64.3%、「夫婦同姓」は男性が36.9%、女性が50.6%という結果に。
昨今「夫婦別姓」においては話題になっているが現状は女性の多くが夫婦同性を選択していることが分かった。
またプロポーズにおいても、「プロポーズは男性から」と回答した男性が36.8%、女性が72.2%となり、男女で大きな差が出る結果に。
同結果から、女性の多くは、従来の結婚のスタイルを望む人が多いことが明らかになった。
■「家事・育児は平等分担」を重視。男性39.9%、女性47.8%
次に、結婚願望のある未婚男女に結婚後の働き方や家事・育児などについて聞いたところ、「共働き」に関しては重視する人が24.0%で、自分あるいはパートナーが「専業主婦(夫)」を重視する人(19.2%)を上回った。
一方、56.8%の人は「こだわらない」「どちらとも言えない」と回答した。共働きの強い希望はないものの、実態として共働き世帯は増加していることなどからも、結婚したらそうせざるを得ないという事情が裏にはあるのではないかと同社は考察している。
子どもについては、48.8%が「ほしい」と回答した一方で、「こだわらない」「どちらとも言えない」と回答した人は38.1%と4割近い結果に。
また、「家事・育児は1人が主に担当」を選択した人は12.1%にとどまっており、共家事・共育児が強く出る結果となった。
一方で、男女別で見てみると女性の47.8%が「家事・育児は平等分担」を重視しているなかで、男性は30.9%となった。
現状では女性に家事・育児の負担が傾いており、未婚の男女にとってもそのようにうつっていることが分かった。
■共働き・共家事・共育児の「令和モデル」が大事
男女×年代別に見ると、「共働き」を重視する20代男性は22.7%、20代女性は33.4%、「家事・育児は平等分担」を重視する20代男性は31.2%、20代女性は51.3%となっており、20代は男女で差が開く結果に。
また、子どもを望まない人が増えてきていると言われているが、同調査では20代の約6割が「子どもはほしい」と回答した。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~49歳 未婚男女2,412人
集計期間:2024年2月9日~2月15日
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合がある。
<参考>タメニ―『「結婚で重視したいこと」に関する調査』