テレビ東京グループは、2023年度にCO₂排出量実質ゼロを達成すると発表した。
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使用電力の9割を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えたほか、その他のCO₂排出量分についても企業による排出分を相殺できる排出量取引の仕組みを活用して実現するという。23年度の排出分に相当する「非化石証書」および「Jクレジット」を調達したとのことだ。
当初は「24年度末までのCO₂排出ゼロ」を目標に掲げていたが、1年前倒しで実現するという。(対象は「スコープ1/燃料の消費に伴う排出」と「スコープ2/電力の消費に伴う排出」)
テレビ東京グループは、21年11月の天王洲スタジオを皮切りに再生可能エネルギーへの切り替えを進め、六本木本社や神谷町スタジオ(日経虎ノ門別館)など主要施設への導入を完了している。20年度のCO₂排出量は約8,000トンであったが、3年で排出ゼロを達成することとなる。
今後も、CO₂排出量の実質ゼロ達成に加えて、放送設備や業務の見直しによる電力消費自体の削減も推進していくとしている。