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SOKKINは、2024年2月に「新NISAの利用実態に関する調査」を実施し、その結果を公表した。
■新NISAで利用している金融機関は「楽天証券」が6割と圧倒的人気
新NISAで利用している金融機関名を聞いたところ、「楽天証券」と答えた人が59%で最多となり、次いで「SBI証券」が19%という結果に。
手数料が低額で、取り扱い金融商品数が豊富な「楽天証券」や「SBI証券」に人気が集まっていることが伺える。
また、「その他」の回答の具体例では、「三菱UFJ銀行」「北洋銀行」「北陸銀行」などがあがった。
■新NISAの月平均投資額は「1万円以上2万円未満」が最多
新NISAで平均して月にいくら程度投資しているか聞いたところ、「1万円以上2万円未満」と回答した人が24%で最多となり、次いで「2万円以上3万円未満」が17%となった。
■約6割の人が新NISAにおいて「つみたてNISA」のみを利用
「成長投資枠」「つみたてNISA」のどちらで資産運用をしているか聞いたところ、「つみたてNISA」と回答した人が58%と半数以上を占め、「併用している」と回答した人は約2割となった。
■つみたてNISAをしている約半数が「クレカ積立」を利用
つみたてNISAをしていると回答した人に、クレカ積立(投資信託の積立をクレジットカードで決済する仕組み)を利用しているか聞いたところ、「利用している」と回答した人が54%と半数以上に。
クレジットカードを利用して積立投資ができるクレカ積立は、ポイントを貯めることができたり、証券口座に直接入金をするよりも手軽に始められたりすることなどから、人気を集めていることが伺える。
■クレカ積立に利用するカードは「楽天カード」が圧倒的人気
クレカ積立を利用している人に、どのクレジットカードを利用しているか聞いたところ、最も多かった回答は「楽天カード」で79%、次いで「三井住友カード」が18%となった。
新NISAで利用している証券会社として人気の高かった「楽天証券」「SBI証券」と連携しているクレジットカードがクレカ積立で人気を集めていることが明らかに。
次に、そのクレジットカードを選んだ理由を聞いたところ、以下のような回答があがった。(一部)
「楽天カード」をクレカ積立で利用している理由
・主に貯めているポイントが楽天ポイントであり、年会費無料の楽天カードでも0.5%の還元があるため
・楽天SPUが上がるため。
・楽天証券と楽天カードや楽天銀行をマネーブリッジするとポイント還元率がよくなるから。
・溜まったポイントを投資に使えるため。
「三井住友カード」をクレカ積立で利用している理由
・以前SBI証券でクレカ積立が始まった時に、三井住友カードしか使えなかったため。その流れでずっと使っている。
・所持しているカードで積立ができる対象のカードがそれしかなかったため。
・ポイント還元がおトクだから。
【調査概要】
調査日:2024年2月26日
調査方法:クラウドワークスのパネル利用によるインターネット調査
対象者:新NISAで投資をしている人
回収サンプル数:90票
<参考>SOKKIN「新NISAの利用実態に関する調査」