Hakuhodo DY Matrixのシンクタンク「100年生活者研究所」は、20~80代の男女728名を対象に、人生100年時代における、幸福とペット飼育に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

人生100年時代における幸福とペット飼育に関する意識調査

■「100年生活時代」と聞いた時に、何について不安を感じるか

「人生100年時代」と聞いて感じる不安要素について聞いたところ、「自分の健康・病気」という回答が75.0%で最多となり、次いで、「お金」が71.2%「地球温暖化や自然災害など、環境問題」が29.1%となった。

また、24.2%の人が「社会的孤立や孤独感」と回答し、健康面や経済面以外だけでなく、精神面についても4人に1人が不安に感じていることが分かった。

「100年生活時代」と聞いた時に、何について不安を感じるか

■ペットを飼ってよかったと感じること

ペット飼育者を459名対象に、ペットを飼ってよかったことについて質問したところ、「ペットの存在が日常を豊かにしてくれる」が50.1%で最多に。

次いで、「ペットに癒され、ストレスが減った」が49.9%、「ペットとの関係が心の豊かさをもたらしてくれた」が38.3%となった。

全体として生きがいや精神面の安定に関する項目が上位に挙がり、ペット飼育により孤立・孤独感の解消につながる可能性が示唆される結果に。

ペットを飼ってよかったと感じること

■ペット飼育有無別の幸福度

ペット飼育の有無別に幸福度(10点満点)について質問し、高得点である7点以上の割合を比較した。

「現在ペットを飼っている」人で、幸福度が7点以上の割合は62.0%となり、「現在ペットを飼っていない/ペットを飼ったことがない」人の53.8%と比べて7.8ポイント高い結果に。

ペットを飼っている人は、そうでない人に比べて幸福度がやや高い傾向にあることが分かった。

■ロボット・ぬいぐるみ・たわしなど、非生物をペットとして扱うことについて、どのように考えるか

ロボット・ぬいぐるみ・たわしなど、非生物をペットとして扱うことについて、どのように考えるか聞いたところ、「非生物はペットになりうる」と考えている人は53.5%で、半数以上が非生物をペットと認識していることが判明した。

内訳をみると、「非生物はペットになりうると思うが、自分は飼いたくない」という回答が37.0%、「非生物はペットになりうると思うし、自分も飼ってみたい」という回答が16.5%となった。

ロボット・ぬいぐるみ・たわしなど、非生物をペットとして扱うことについて、どのように考えるか

【調査概要】
調査目的:人生100年時代における幸福とペット飼育の関係性把握
調査手法:インターネットモニター調査
調査期間:2023年12月
調査対象者:20~80代の男女728名

<参考>100年生活者研究所「100年生活者調査~ペット編~