PayPayは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」を導入する加盟店(※)のうち「Alipay+(アリペイプラス)」を利用する店舗において、韓国の「NAVER Pay」「Toss」、シンガポールの「OCBC Digital」「Changi Pay」、マレーシアの「MyPB」、イタリアの「Tinaba」、マカオの「MPay」、モンゴルの「Hipay」での決済が可能になったことを発表した。
今回の追加によって、中国本土の「Alipay」、香港の「AlipayHK」、韓国の「Kakao Pay」や、タイの「TrueMoney」、台湾の「JKO Pay」などをはじめとするこれまで連携してきたサービスを含め、10カ国18の海外キャッシュレス決済サービスが日本で利用可能になるとのことだ。
同社は、今後さらなるインバウンド需要の回復が見込まれる中、新たに「Alipay+」のパートナーウォレットである「NAVER Pay」「Toss」「OCBC Digital」「Changi Pay」「MyPB」「Tinaba」「MPay」「Hipay」との連携を開始することで、海外のキャッシュレスサービスを通した決済を取り込み、加盟店の売上向上に寄与するとしている。
「PayPay」のQRコードから海外のキャッシュレス決済サービスを使って決済する際、商品やサービスの代金を日本円で入力すると、自動的に各国の通貨に換算され決済できるので簡単に買い物ができ、加盟店側も言語の異なる訪日外国人への対応がスムーズになるなどのメリットがあるという。
<「PayPay」のQRコードから海外のキャッシュレスサービスを利用する方法(例:NAVER Pay)>
(1)NAVER Payアプリを起動してユーザースキャンを選択し、「Alipay+」に対応した「PayPay」のQRコードを読み取る。
(2)日本円で金額を入力し、店員に提示して確認してもらう。
(3)韓国ウォンでの支払い額を確認し決済。完了画面を店員に提示する。
なお、今回追加する海外キャッシュレス決済サービスとの連携は、アントグループがグローバルに展開するグローバル・クロスボーダー電子決済およびマーチャント向けマーケティングソリューション「Alipay+」を活用。
PayPay加盟店であれば初期費用など無料で「Alipay+」の利用申し込みができ、決済端末などを導入しなくてもQRコードを設置するだけで「Alipay+」を通して海外キャッシュレスサービスへの対応が可能になるとのことだ。
■「PayPay」が連携している海外のキャッシュレス決済サービス一覧
「PayPay」が連携している海外のキャッシュレス決済サービスは以下の通り。
※ 店舗に掲示されたQRコードを利用者がスキャンする、ユーザースキャン方式でPayPayを利用する加盟店のみ。