Actibaseふくいとコアグローバルマネジメントは、徒歩圏内に点在する町家に暮らすように滞在し、土地の歴史や文化を体感することができる分散型宿泊施設「オーベルジュほまち 三國湊」を開業したことを発表した。
同施設は、北陸新幹線の延伸(3月16日に金沢~敦賀間が開通)により新幹線の新たな停車駅となる「芦原温泉駅」から車で約20分という好立地に開業。
江戸~明治時代に「北前船」の寄港地として栄えた福井県三國湊エリアの地域活性化を目的として誕生した同施設は、宿泊棟(開業時9棟・16室)、レストラン棟(1棟)、フロント棟(1棟)を擁する分散型宿泊施設。
フロント棟を中心とした半径800メートル(徒歩約12分)の圏内に点在する全11棟の施設は、三國湊を象徴する「かぐら建」等の江戸時代から昭和にかけて建築された町家を、福井県でしか採掘できない「笏谷石(しゃくだにいし)」や福井県産の木材などを使用して改修。
伝統的な町家ならではの外観的な風情は維持しつつ、内観のデザイン性と耐震性を進化させたとのことだ。
宿泊棟の客室インテリアは、北陸最大級の祭りの一つである「三国祭」、「湯屋」、「武道」、「花街」などに着想を得て、部屋ごとに異なる世界観を表現。違った角度から三國湊の暮らし・文化・歴史を体感できるため、連泊や再訪時に別のタイプの客室に滞在することも可能だという。
レストラン棟では、フランス料理の巨匠として知られる吉野建氏がプロデュースする「タテルヨシノ 三國湊」で、地産の食材を活かした食事ができるとのことだ。
■アクティビティ
同施設では、さまざまな文化体験アクティビティを宿泊者限定で用意。各種体験付きの宿泊プランのほか、フロントでの予約申込みも可能とのことだ。
<アクティビティ例>
●三國エリアで経験豊富な地元ガイドによる「まち歩き体験ツアー」
・三國の文化歴史を体験できる「龍翔館・瀧谷寺コース」
・かつて花街があった出村を散策しながら花街の名残を探す「出村コース」
・神社仏閣や三國祭由来の施設等をめぐり北前船交易への祈りに触れる「三國神社コース」
●三國の食文化に詳しい地元講師による「三國の調理体験」
北前船によって行き交った米と昆布で和食の基本である「出汁」の文化と季節ごとの食の美学を学べるという。
●日本文化の宝箱でまち歩き付き宿泊プラン(2食付き)
日本文化の粋を感じる伝統的な町家滞在、日本人の感性が生み出す「タテルヨシノ 三國湊」によるフレンチ、古き湊町・三國湊で、文化歴史を直接感じ、学べるまち歩き体験がセットになったプラン。
<まち歩きツアー開催日>
・「龍翔館・瀧谷寺コース」:金・土・日曜日(チェックインの翌日参加)
・「出村コース」:金・日曜日(チェックインの当日参加)
・「三國神社コース」:土曜日(チェックインの当日参加)
その他、「三國神社特別祈祷」や各種の三國体験(三味線・提灯・盆栽・風鈴)も可能とのことだ。
■施設概要
施設名称:オーベルジュほまち 三國湊
住所(フロント棟):〒913-0045福井県坂井市三国町南本町三丁目4-39
宿泊棟:9棟16室(開業時)1室の最大宿泊人数2~4人
レストラン棟:1棟「タテルヨシノ 三國湊」
フロント棟:1棟
施設構成:ジム(2月下旬ごろオープン予定)