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フォーイットは、全国の20代~60代までの男女500人を対象に資産運用に関するアンケートを実施し、その結果を公表した。
■全体
資産運用の目的を聞いたところ、最も多かった回答は「退職後の生活のため」で46.2%だった。
次いで、「豊かな生活や趣味のため」が33.0%、「緊急の医療費や災害時の備えのため」が26.6%という結果に。また、「その他」として車の購入や老後の資金といった回答が得られた。
一方、「資産運用はしていない」と回答した人は30.2%で、約70%が何らかの目的で資産運用をしていることが分かった。
■男女別
男女別で見ると、資産運用をしている男性の割合は女性よりも10%以上多い結果に。
その中で最も差が大きかった回答は「豊かな生活や趣味のため」で、女性が25.6%だったのに対して、男性は40.4%と約15%の差が生まれた。
男性の場合は、女性に比べて日々の生活や趣味といったライフスタイルを、より豊かなものにしたいという意識が高い傾向があるのではないかと同社は考察している。
■年代別
年代別で見ると、資産運用をしている人の割合は20代と30代では約50%〜60%だったのに対して、40代以降になると70%以上の人が取り組んでいることが明らかに。
また、若年層では資産運用の目的として、「豊かな生活や趣味のため」や「家や不動産購入のため」などの生活を充実させることを目的とした回答が多かった。
その一方で、年代が上がっていくと「退職後の生活のため」と回答した割合が増えており、年を重ねるとともに老後の生活を具体的に見据えるようになることが伺える。
■未婚・既婚別
未婚・既婚別で見ると、資産運用をしているのは未婚者に比べて既婚者の方が多かった。
既婚者では、子供がいる家庭も多くなることから、「子供の教育資金のため」では回答率に約18%の差が生まれた。
また、それ以外でもほとんどの項目で既婚者の回答が上回っており、既婚者の方がより資産運用の意識が高いことが伺える。
【調査概要】
対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2023年10月27日
<参考>フォーイット『資産運用の目的』