阪神電気鉄道が運営する阪神甲子園球場は、2024年8月1日に開場100周年を迎える。現在予定している100周年記念事業の取組みについて発表した。

球場および周辺部の周年装飾の実施

1月4日に球場正面(7・8号門付近)の外周装飾が完成、夕刻にイルミネーションが点灯。100周年イヤーである2024年の末(日付未定)まで、毎日点灯する予定であるという。

球場および周辺部の周年装飾の実施

また、正面装飾以外にも、3月に開催されるオープン戦までに甲子園駅前広場(西口前)に設置しているゲートや、正面入場後のエントランス部分等での装飾を施すとのこと。

コンコース内のデジタルサイネージ増設と試合連動の演出

今シーズンからは、球場内コンコースのデジタルサイネージを、現在全15台から全60台に増設。シーズン中に実施するキャンペーンやイベント情報の告知をタイムリーに来場客に届けるほか、これらサイネージ(一部を除く)では、プロ野球でのスタンド内演出との連動も予定。

コンコース内のデジタルサイネージ増設と試合連動の演出

また、上記サイネージとは別に、7・8号門入場後の2階コンコースには「ウェルカムサイネージ」が登場。来場者を映像とともに迎えるとのことだ。

8月1日を含む阪神対巨人の3連戦は“KOSHIEN CLASSIC SERIES~100th Anniversary~”

7月30日から、開場100周年を迎える8月1日までの3日間、阪神甲子園球場において開催されるプロ野球公式戦(阪神対巨人)を“KOSHIEN CLASSIC SERIES”と銘打ち開催。

“KOSHIEN CLASSIC SERIES~100th Anniversary~”

同シリーズの3日間は、「超満員プロジェクト」として、1塁・3塁の両アルプススタンドの座席販売数を拡大。来たる100周年をより多くの野球ファンと迎えたいという想いから、47,000人規模の人が来場できる準備を整えて開催。

また、3連戦それぞれの日にテーマを設定。各日程のイベント等の詳細は決定次第、発表するとしている。

選抜高等学校野球大会、全国高等学校野球選手権大会(春・夏の甲子園大会)

第96回選抜高等学校野球大会(春の甲子園大会)と第106回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園大会)では、主催者の日本高等学校野球連盟や毎日新聞社、朝日新聞社と連携し、100周年の大会を盛り上げる取組みを予定。

TUBEコンサート2024(仮称)を阪神甲子園球場100周年記念事業として開催

1991年から2015年まで25年連続で阪神甲子園球場でのコンサートを開催したロックバンド「TUBE」。甲子園と切っても切り離せないサウンドが今夏、阪神甲子園球場に帰ってくる。

TUBE

同コンサートは2023年6月、当球場の100周年事業の一貫で実現したインタビューをきっかけに、「またいつか戻ってきてほしい」「またいつか開催したい」という球場とアーティストの双方の意向が合致し、晴れてスケジュールの都合がつき、実現。

開催日程は2024年7月13日を予定。詳細は、2月上旬頃に主催者より発表予定。

その他の主な取組みについて

●1月4日~8日
「ナイターグラウンド見学会 supported by Panasonic」を開催(チケットは完売)。

●1月4日~3月頃
「甲子園歴史館来館者プレゼント」を開始。

●1月8日
「西宮市 二十歳を祝う集い」の参加者に神戸新聞社協力のもと特別号外を配布予定。

●1月10日★
名作野球マンガとのコラボ企画「マンガコラボムービー」の第五弾を公開予定。

●1月15日
阪神甲子園球場100周年記念サイトの多言語化対応予定。
ゆかりの人物のインタビュー企画の第14回、松井秀喜さんのインタビューを公開予定。

●2月上旬☆
TUBEコンサート2024(仮称)の詳細情報を発表予定。

●3月中旬★
100年の歴史を「見て、触れて、感じて」もらえる「謎解き企画」をスタート予定。
名作野球マンガとのコラボ企画「マンガコラボムービー」の第六弾を公開予定。
100周年オリジナルグッズの新アイテム発売開始予定

●6月16日★
「甲子園ブラスバンドフェスティバル2024」を開催予定(今年が2回目)。

●7月下旬★
阪神百貨店でのコラボ企画の催事を開始予定(約1カ月)。

●8月上旬★
名作野球マンガとのコラボ企画「マンガコラボムービー」の第七弾を発表予定。

なお、★の案件については、後日詳細が発表となる。☆の案件については、後日主催者より詳細の発表を予定しているとのこと。

また、同記念事業での主な取組み、球場の歴史等をまとめたWEBサイトが公開中。
阪神甲子園球場100周年記念サイト: https://www.hanshin.co.jp/koshien/100th/