「1円スマホ」など過度な割引に規制導入、知っている人は約3割半数が今後中古スマホの購入を検討

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IoTコンサルティングは、格安SIMやスマホの最新情報を発信するメディア「ロケホン」にて、1円スマホ等の過度な割引規制に伴い、スマホ購入に関する意識調査の結果を発表した。

2023年12月27日に適用される1円スマホ等の過度な割引規制に伴い、ユーザーがどのような動向を示したのかアンケートを実施したとのことだ。

一部の格安SIMで行われているキャンペーンを利用することで、スマホが1円で購入できることを知っている人は、全体の54%となった。

「1円スマホ」はスマホ端末と回線をセット契約することで実現する、割引キャンペーン。

販売代理店がスマホ端末について独自に行う割引は規制がされていなかったため、一部の大手キャリアの販売代理店で訴求されているが、約半数の人はスマホが1円でも購入できることを知ったきっかけが、同アンケートによるものとなった。

携帯電話を販売する際、1円スマホ等の過度な割引について、新たな上限規制が2023年12月27日より適用されるが、規制について認識があったのは全体の31%という結果に。

「世の中のスマホ端末の本体価格設定について、どう感じるか？」という質問に対して、66%の人は「高すぎると思う」と回答。

多くの利用者が高すぎると感じるスマホ端末の本体価格設定について、大幅な割引が受けられるのは魅力的なことだが、1円スマホ等の割引規制が適用されると、これまで以上にスマホ購入に懸念が出てくるかもしれないと同社は考察している。

1円スマホ等の過度な割引に上限制限を適用することに伴い、政府はデフレ完全脱却のための総合経済対策として、中古スマホ流通促進を挙げている。

このような背景から、「1円スマホの規制で今後中古スマホの購入を検討するか？」という質問を行った結果、「検討する可能性はある・検討する」と回答した人は全体の54%程度となった。

半数近くの人は、現段階では今後も中古スマホの購入を検討しない結果に。

「中古スマホを購入する場合、どこのショップで購入を検討するか？」に対しては、61%の人がdocomo等の携帯キャリアを選択。続いて中古スマホショップ、リサイクルショップが多い結果となっている。

「1円スマホキャンペーンが利用できるうちに、スマホの機種変更を検討するか？」という質問では、「検討しない」という人が53%と最も多く、次に「検討する可能性はある」が38%、「検討する」と答えた人は8%と、回答が分かれる結果となった。

【調査概要】
集計期間：2023年11月27日～2023年12月4日
対象：インターネットアンケートの20代以下～60代以上の男女500人

「1円スマホ」など過度な割引に規制導入、知っている人は約3割　半数が今後中古スマホの購入を検討