しおまち企画は、店舗と宿泊施設が一体化した建築ユニット「ショップハウス」の2棟目が、広島県尾道市の瀬戸田港近くのしおまち商店街エリアに誕生したことを発表した。
「ショップハウス」は、同社が空き店舗や空き地の活用を通して、商店街全体の活性化を目指すプロジェクト。2025年までに、空き家を活用したリノベーション型と空き地を活用した新築型を合わせて10棟の開発を目指しているとのことだ。
■2棟目の「ショップハウス」詳細
1階はテナント区画で、来春に飲食店が開業予定。
2階には複合施設「SOIL Setoda」の客室を用意。長期滞在に適した「スタジオタイプ」が2室あり、各客室にはワークデスクやシャワー、クローゼットを完備しているという。
客室には1棟目と同様に、西粟倉村で製材加工されたFSC認証を受けた内装材や構造用合板を使用し、壁には牡蠣殻が含まれた瀬戸田漆喰を採用。
同施設では、モノクロームが開発する新築向けHEMS「Home-1(ホームワン)」を新たに導入。客室の照明や空調をタッチパネル上で操作ができるうえに、Roof-1(屋根一体型太陽光パネル)による発電状況や消費電力をリアルタイムで確認ができるとのことだ。
また、Roof-1により、客室で使用される電力を100%自給しているという。
■次の展開「フェーズ2」について
フェーズ2では、瀬戸田港エリアで2024年度中に新たに3店舗の開業を目指し開発中。瀬戸田港エリア外の物件の開発も予定しており、商店街全体での開発を本格的に推進していくとのことだ。
また、しおまち企画では現在フェーズ2で開発中の物件の1Fテナント入居者を募集中。フェーズ3の開発に向けて継続して資金調達も行っているという。