「推し活をもっと可愛く、もっと楽しく」をコンセプトにユーザーニーズを解決するサービス・プロダクトを展開する「Oshimoa」を運営するminor roleは、推し活女子の具体的なSNSの活用方法や日常での検索行動に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。

■8割以上がプライベートとは別にオタク用アカウントを所持

同調査で、オタク用アカウントの有無について聞くと、オタク用アカウントが「ある」と回答したのは、18歳未満が78.8%、18~24歳で87.5%、25~29歳で84.4%という結果に。20代以下の約8割は、普段使用するプライベートとは別にオタク用のSNSアカウントを使い分けていることが明らかになった。

一方、30代以上は53.7%にとどまっており、アカウントを棲み分けるという行為はZ世代特有の特性であると言えるとのことだ。

また、アカウントを分ける理由としては、「オタバレ対策」、「オタ友交流用」、「推し活記録」といった回答が集まった。

オタク用アカウントの有無/オタクアカウントを作る理由

■Z世代の情報収集はSNSがメイン

推しに関する公式情報の収集方法を聞いたところ、10・20代は「公式SNS」と「X(旧Twitter)」の割合がそれぞれ6割~9割と高い結果に。この結果からZ世代の情報収集は、公式SNSと非公式なXの情報発信アカウントがメインであることが分かった。

なお、18歳未満においては、「公式SNS」と「X」に並び、「Instagram」も80.1%と高い割合だった。

推しに関する公式情報の収集方法

■推し活層への潜在需要に対する訴求はXとInstagramが有効

新しい発見や信頼性の高い情報を得られると感じられる媒体について聞くと、18歳未満では「X」が32.6%、「Instagram」が44.6%、18~24歳では「X」が50.0%、「Instagram」が35.3%、25~29歳では「X」が42.2%、「Instagram」が40.0%、さらに30歳以上でも「X」が46.3%、「Instagram」が48.2%と、どの年齢層でもXとInstagramの評価が高いことが明らかになった。

新しい発見や信頼性の高い情報を得られると感じられる媒体

■顕在ニーズの深堀りにもXを活用する傾向に

日常的に検索で利用する媒体について聞くと、「Google検索」がどの年齢層でも1位で、18歳未満は63.0%、18~24歳は58.8%、25~29歳は44.4%、30歳以上は51.0%という結果に。

また、18歳以上の年齢層については、他の媒体に比べXで検索する割合も大きくなっており、18~24歳が30.9%、25~29歳が40.0%、30歳以上は34.2%だった。

日常的に検索で利用する媒体

■媒体ごとのメインの利用目的について

最後に各SNS(X・Instagram・TikTok)の主な利用目的について聞いたところ、Xについてはどの年齢層でも「情報収集」という回答が最も多く、18歳未満で76.1%、18~24歳で92.7%、25~29歳で91.1%、30歳以上で85.2%という結果に。

Xの主な利用目的

また、Instagramの利用目的については、「情報収集」のほか、「推し活投稿」、「エンタメ・娯楽」がどの年齢層でもそれぞれ半数以上を占めており、様々な用途で利用していることが明らかになった。

Instagramの主な利用目的

さらに、TikTokの利用目的については、「エンタメ・娯楽」が18歳未満で65.2%、18~24歳で65.4%、25~29歳で51.1%、30歳以上で40.7%と、最も多い回答となった。一方で、「利用しない」と回答した人はどの年齢層においても20%以上いることが明らかになった。

TikTokの主な利用目的

【調査概要】
調査対象:推し活をしている女性(「oshimoa」のメディアユーザー)
回答総数:419名
回答者年齢別割合:
<18歳未満>184名(43.9%)
<18~24歳>136名(32.5%)
<25~29歳>45名(10.7%)
<30歳以上>54名(12.9%)
調査期間:10月17日~22日
調査方法:Googleフォームを使ったアンケート調査

<参考>
oshimoa「推し活女子のSNS利用事情を徹底調査!Z世代のSNS活用の実態」