Macbee Planetは、業務に「生成AI」を活用しているマーケティング担当者106名を対象に、マーケティングへの生成AI活用の実態調査を実施し、その結果を公表した。

調査サマリー

■「生成AI」活用のきっかけ、約4割が「業務の効率化のため」

同調査で「生成AI」の活用を始めたきっかけを聞いたところ、「業務の効率化のため」が39.6%、「無料の生成AIが登場したため」が23.6%という結果に。

「生成AI」の活用を始めたきっかけ

■業務で使用している生成AIツール、「ChatGPT」が最多、次いで「Bard」「BingAI」など

業務で使用している「生成AI」ツールは、「ChatGPT」が65.1%、「Bard」が26.4%、「BingAI」が22.6%という回答が得られた。

業務で使用している「生成AI」ツールの種類

■マーケティングに生成AIを活用するメリット、「業務の効率化」「クリエイティブな提案の補助」など

マーケティングに「生成AI」を活用するメリットを聞いたところ、「業務の効率化」が63.2%、「クリエイティブな提案の補助」が48.1%、「コストの削減」が34.9%という結果に。

マーケティングに「生成AI」を活用するメリット

また、上記の質問で「わからない/答えられない」・「特にない」以外を回答した人に、上記の回答以外に、マーケティングに「生成AI」を活用するメリットを聞いたところ、「ウェブ広告の効率化」や「マーケットリサーチ労力の軽減」など67の回答を得た。

<自由回答・一部抜粋>
・39歳:よくある質問への簡素化。
・55歳:統一できる。
・53歳:需要予測、PSI自動化。
・54歳:ウェブ広告の効率化。
・28歳:自らの勉強に活用。
・30歳:マーケットリサーチ労力の軽減。
・42歳:一般的なレベルの回答が得られるため、これを基準に資料作成ができる。

■生成AI活用のハードル、半数以上が「情報の正確性が保証されていない」

マーケティングで「生成AI」を活用するまでのハードルについて尋ねると、「情報の正確性が保証されていない」が53.8%、「リスクマネジメントが困難」が34.0%、「品質が不安定」が29.2%、「法整備が進んでいない」が29.2%という結果に。

マーケティングで「生成AI」を活用するまでのハードル

さらに、上記の質問で「わからない/答えられない」・「ハードルは特になかった」以外を回答した人に、上記の回答以外に、マーケティングで「生成AI」を活用するまでのハードルを聞くと、「イレギュラーな情報の組み込み」や「最適な活用方法」など62の回答があった。

<自由回答・一部抜粋>
・43歳:やはりある程度アレンジしないといけないので、そこのリソースはかかる。それでも1から作成するよりはるかに業務の能率が上がった。
・44歳:明確な事例。
・53歳:イレギュラーな情報の組み込み。
・32歳:有意な効果を証明することが難しい。
・37歳:設備投資。
・55歳:最適な活用方法。

■マーケティングで生成AIを活用している/したい場面、「市場分析」「企画書・プレゼン資料の作成」が上位に

マーケティングで「生成AI」を活用している/したい場面を聞いたところ、「市場分析」が53.8%、「企画書・プレゼン資料の作成」が46.2%、「議事録の要約・添削」が36.8%という結果に。

マーケティングで「生成AI」を活用している/したい場面

また、上記の質問で「わからない/答えられない」・「特にない」以外を回答した人に、上記の回答以外にマーケティングで「生成AI」を活用している/したい場面について尋ねると、「見積もり作成」や「社員への教育や新人ガイダンス」など59の回答を得られた。

<自由回答・一部抜粋>
・43歳:画像の作成AIが欲しい。
・40歳:翻訳。
・55歳:見積もり作成。
・53歳:社員への教育や新人ガイダンス。
・32歳:今後の新卒採用などで、トレンドの把握。
・57歳:改善点の洗い出し。
・40歳:現状把握。

【調査概要】
調査タイトル:マーケティングへの生成AI活用の実態調査
調査対象:業務に「生成AI」を活用しているマーケティング担当者106名
調査期間: 9月4日〜5日
調査方法:インターネット調査

<参考>
Macbee Planet「マーケティングへの生成AI活用の実態調査」