楽天は、OpenAIとの間で、最新の対話型AI(人工知能)技術による新たな体験を提供するサービス開発における協業で基本合意したと発表した。
同協業により、1億を超える楽天会員や多様なサービスから形成される「楽天エコシステム(経済圏)」とOpenAIの先進的なAI技術を通じて、オンラインサービスの価値を高めるとともに、ビジネスパートナーへの革新的なサービス提供を目指すとのことだ。
楽天が保有する豊富なデータやドメイン知識を活用し、楽天のサービスや製品などへのAI活用を進めていくという。OpenAIは楽天に対して優先的に最新APIを提供するほか、そのサポートも実施し、今後双方に有益なビジネス機会を創出することを目指す。
また、楽天はグループの「Rakuten AI」技術と知見をOpenAIのプラグイン・アーキテクチャーを活用したChatGPT製品開発に生かし、調査・データ分析・在庫の最適化・価格設定・業務の自動化など、ビジネスでの活用においても自然な会話を通してAIを活用できるように取り組んでいくとしている。