Metaは、次世代のオープンソース大規模言語モデル「Llama 2」の提供を開始することを発表した。
「Llama 2」には、事前学習バージョンと会話型ファインチューニング・バージョンのモデルウェイトとスターティング・コードが含まれているとし、研究および商用向けに無償で提供されるとのことだ。
なお、マイクロソフト主催イベント「Microsoft Inspire」でサティア・ナデラ氏が発表した通り、Metaは「Llama 2」の優先パートナーとしてマイクロソフトとのパートナーシップを一段引き上げ、生成AIにおける取り組みを拡大。
「Llama 2」はAzure AIモデルカタログで利用できるようになり、Microsoft Azureを使用する開発者は「Llama 2」を使って設計し、コンテンツフィルタリングや安全機能のためのクラウドネイティブツールの活用が可能となるという。
「Llama 2」はWindows上でのローカル動作にも最適化されているため、開発者は、顧客がさまざまなプラットフォームで生成AI体験を享受できるようにするシームレスなワークフローを実現できるとしている。
また「Llama 2」はAmazon Web Services (AWS)やHugging Face、その他のプロバイダーでも利用できるとのことだ。
Metaは、今日のAI技術に対するオープン・イノベーションのアプローチを支持し、技術、学術、政策にまたがる幅広い企業や人々の支援を受け、Llama 2へのアクセスをオープンにしているという。
なお、責任のある技術開発と構築に努め、Llama 2の利用者がLlama 2を責任のある形で利用できるようにリソースを提供するとのことだ。