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CyberOwlが運営する“お金に関する情報メディア”「マネ会」では、全国の100人を対象に高速道路料金所のETC専用化の認知状況について調査し、結果を公表した。
■ETC専用化について知らなかった人が約8割
2020年12月に、国土交通省と高速道路会社が発表したロードマップによると、高速道路の料金所のETC専用化を計画的に進め、都市部では2025年、地方では2030年を目処に、ほぼすべての料金所をETC専用化する予定となっている。
マネ会が100人にアンケートを実施した所、ETC専用化について認知していた人は19%で、81%の人が、今後ETCが専用化されることについて知らない状況となった。
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また、すでに一部の料金所はETC専用となっているが、そのことを知らなかった人は87%という結果に。
2020年12月のロードマップ発表以降、着々とETC専用化が進んでいるため、今後ETCカードの需要はますます高まっていくと同社は考察している。
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■ETCカードの保有率は77%
また同社は、ETCカードの利用状況についても調査を実施。今回の調査では100人中77人の人がETCカードを保有していることがわかった。
高速料金のETC割引などもあり、保有しているとメリットが多いため、高い保有率となっている。
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■約4割はETCカードを利用するためにクレジットカードを使い分けている!
普段使いのクレジットカードとETCカード用のクレジットカードを使い分けている人は34人と、約4割の人が用途別に使い分けていることが判明。
「用途別に支出を把握できるので管理しやすい」という理由で使い分けていたり、反対に「ポイントが分散せず効率的に貯められる」、「すべての支出を一括で管理できる」という理由で使い分けていなかったり、それぞれの生活スタイルによって異なる意見を持っていることがわかったとしている。
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■ETCカード選ぶポイントは年会費・発行手数料が大多数
続いて、ETCカードを保有している人にETCカードを選んだポイントについて複数回答してもらったところ、77人中61人が「年会費・発行手数料」を選択。
高速道路の利用頻度にもよるが、あまり利用しない人であれば、貯まるポイントよりも年会費や発行手数料のほうが高くつく場合があるため、コストがかからないかどうかを最重視しているのではないかと同社は考察している。
しかし、同時に39人の人がポイント還元率も選んだポイントの1つとして回答していることから、コストをかけずにポイントも貯めたいという節約志向の高さが反映された結果となった。
また、ガソリン代の割引特典やロードサービスなど、独自の特典を選んでいる人も7人おり、「高騰しているガソリン代を節約したい」、「運転する機会が多いので、万が一のときに備えたい」という理由から選択されたと同社は推察している。
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■約1/3は楽天カードを選択
ETCカードを保有している人に、利用しているクレジットカードについて聞いたところ、約1/3は楽天カードを利用している結果に。次いでイオンカードセレクト、JCB CARD Wが続き、この3カードで半数以上を占める結果となった。
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【アンケート調査概要】
調査時期:2023年6月
調査方法:インターネット
調査地域:全国
調査人数:100人
調査内容:
ETCカードの利用状況とETCを取り巻く今後の動向について
<参考>
CyberOwl「マネ会」『高速道路料金所のETC専用化の認知状況について』