転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリアと、アジア・パシフィック地域での人材サービス・ソリューションを展開するPERSOLKELLYは、在インドのハイスキルITエンジニアと在日本企業をマッチングする新たな人材紹介事業を開始すると発表した。
二国間の人材紹介事業では、パーソルキャリアが在日本企業の経営課題をヒアリングし、採用ニーズと求められる人材の要件を定義。PERSOLKELLYはアジア・パシフィック地域の各拠点において、職種別の専門知見を持つキャリアアドバイザーが、転職希望者のスキルや希望を詳細にヒアリングし、求人情報とマッチングするという。
その後、パーソルキャリアが在日本企業に対してアジア・パシフィック地域の転職希望者を紹介し、就業決定をサポートするとのことだ。
少子高齢化が進む日本では、2030年に労働力人口が644万人不足すると予測されており、特にDX推進やテクノロジーの進化に伴うITエンジニアの人材不足は深刻化している。
一方で、2023年に人口が世界最多となると予想されているインドでは、大学入学者数が年々増加し、特にコンピュータサイエンス分野では約108万人の新入生が見込まれている。さらに、インド政府による人材育成プログラム「Skill India」などの職業訓練や雇用促進施策が、優秀なITエンジニアを多く輩出しているという。
同事業を通じて、パーソルキャリアとPERSOLKELLYは、外国人材のはたらく機会を創出するとともに、在日本企業の戦略的な人材活用と事業成長を後押しするとしている。