アリババクラウドは、日本で加速するデジタル変革において利用者をサポートするため、アプリケーション指向の新たなサーバーレスプラットフォーム「Serverless App Engine(SAE)」を日本市場に導入することを発表した。
同SAEサービスは、費用対効果が高くフルマネージド型で、ワンストップのアプリケーション・ホスティング・ソリューションを提供するという。
マイクロサービスフレームワークとKubernetesクラスターを採用し、スケーラブルなリソースと従量課金方式によりアイドル・リソースを最小限に抑えてコストの削減に寄与。
マルチゾーンでの展開をサポートし、正確な容量処理、高い弾力性、サービスのスロットリングおよび低下を必要とする大規模イベント向けの高可用性ソリューションを提供するとしている。
また、コードの送信からアプリケーションのデプロイメントまで、DevOpsのプロセスを自動的に完了するため、複雑で緩慢に繰り返される従来のデプロイメントに比べ、より効率的な方法として機能するという。
さらにSAEは、基礎となるリソースのデプロイメントおよびスケジュール、カナリアリリースの実装、マイクロサービスの管理、サービスの監視および診断を効率的に行う機能を提供するとのことだ。
アリババクラウドが先日発表した同社自主調査の報告書「アジアにおける次世代クラウド戦略」によると、日本ではクラウドサービスの既存ユーザーの約67%が2023年にクラウド技術への投資を増やしたいと考えており、その投資優先順位の上位はデータ分析&AI(45%)とクラウドコンピューティング(45%)という結果に。
SAEサービスの提供について、アリババクラウドジャパンのカントリーマネージャーであるユニーク・ソン(Unique Song)氏は、次のように述べた。
「アリババクラウドは日本市場へのコミットメントの一環として、デジタルトランスフォーメーションの需要に応えるために、最先端技術と高品質の製品をお客様にご提供いたします。堅牢なクラウドインフラと充実した製品群により、引き続き、多岐にわたる方面でお客様に付加価値をご提供してまいります。」