KDDIは、5月24日から社員1万人を対象に、生成系AIを活用したAIチャットサービス「KDDI AI-Chat」の業務利用を開始したと発表した。
同サービスにより、社員は企画業務やクリエイティブ業務、文書作成などにおいて安心・安全な環境でAIを活用することが可能となるとしている。
近年、生成系AIに関する技術環境は急速に変化しており、KDDIもデータドリブン経営とファーストパーティデータのビジネス活用を推進しているという。これらの環境変化とビジョンを踏まえ、社員が安心してAIを利用できるようにするために今回「KDDI AI-Chat」の実業務利用を開始。
利用開始に向けた取り組みとして、社内体制の構築、環境の整備、そしてガバナンス・ガイドラインの策定を進めてきたとし、特に環境については、KDDI独自の安全な利用環境を整備し、秘匿情報が外部に漏れ出さないことを確保しているとのことだ。
今後、KDDIはKDDIグループやパートナー企業と協力し、新たな教育プログラムの開発などを通じて、AIの可能性を広げ、ビジネス展開を推進していくとしている。