セコムグループのTMJは、2023年4月に人事制度を改定し、育児短時間勤務制度の利用可能な対象期間を小学3年生終了時から小学校卒業までに拡大したと発表した。
これは、“小4の壁”と呼ばれる子育て中の難しい時期に対する対策だという。“小4の壁”とは、子供が小学4年生になると公立学童の利用が難しくなる、学習難易度の上昇によるストレスの増加、習い事の送迎が増える等、様々な課題が重なる時期を指す。TMJは、仕事と育児の両立を実現できるよう、育児短時間勤務制度の利用範囲を拡大したとのことだ。
また、今回の制度改定では育児や介護が理由で退職を余儀なくされた場合でも、本人の希望があれば再雇用を行うと明示。さらに、副業許可の対象拡大や、慶弔金・休暇制度の対象を事実婚および同性パートナーにも適用するなどの見直しも実施したという。
同社は、今後も従業員の働きやすさを目指した取り組みを進めていくとしている。