高島屋および連結子会社である東神開発は、高島屋京都店、およびその隣接地に増床する専門店ゾーンからなる「京都高島屋 S.C.」を10月17 日に開業することを決定したと発表した。

「京都高島屋 S.C.」、10月17日四条河原町に開業 専門店ゾーン「T8(ティーエイト)」には51店舗が出店

また、専門店ゾーンの名称を 「T8(ティーエイト」とするとともに、出店する51店舗が決定。

高島屋グループは、「まちづくり戦略」に基づき、これまでも地域の特性に合わせて百貨店を核に専門店を融合させた次世代型 SC の開発・運営を進めてきた。

そして今回、創業の地である京都に誕生する「京都高島屋 S.C.」では、上質な商品・サービスを提供してきた高島屋京都店に、現代アートや日本が世界に誇るサブカルチャー、エンターテインメントのトップランナーのほか、地域の人気店や関西初の店舗などを導入する専門店ゾーン「T8」が加わる。これにより、地域の人々に加え、様々な目的で来街する利用客の多様なニーズに応えるとのことだ。

「京都高島屋 S.C.」は、「京都で一番の待ち合わせ場所」をコンセプトに、多くの「人・コト・モノ」が”であう”場を提供する街の新たなシンボルとして、これからも愛され続ける商業施設をめざしていくとしている。

京都高島屋S.C. について

「京都高島屋 S.C.」は、百貨店「高島屋京都店」と、新設される専門店ゾーン「T8」が全フロアで接続する一つの建物となる。「T8」は、「玉川高島屋 S・C」や「日本橋高島屋 S.C.」など、商業施設に新しい魅力を創り続ける東神開発がテナントリーシングおよび管理・運営を担うとのことだ。

「T8」(専門店ゾーン)コンセプト・フロア構成

【コンセプト】

何となく足を運んでしまう場所”四条河原町”。仲間や家族、そして一人でも…。「人」「コト」「モノ」。出”あう”こと、出”あい” に行くことが楽しい場所”四条河原町”。「T8」は、街を行き交う全ての人に「楽しく」「気軽に」ご利用いただける施設をめざすという。

また、「アート&カルチャーを発信する館」として現代アートや日本が世界に誇るサブカルチャー、エンターテインメントのトップランナーが、4~7Fに集結。百貨店と専門店ゾーン全体で、街のアンカーとして、「京都で一番の待ち合わせ場所」をめざすとのことだ。

【フロア 構成】

「T8」の4~7Fには”アート&カルチャー”をテーマに、現代アートや日本が世界に誇るサブカルチャー、エンターテインメントのトップランナーが出店。その他のフロアには、”であい”をテーマに個性あふれる店舗が出店。商業施設初出店や関西初出店も含め、計51店舗が揃うという。

■「T8」総店舗数:51店舗
 ・商業施設初出店:8店舗
 ・関西初出店:8店舗
 ・京都初出店:16店舗
 ・新業態:9店舗

「T8」(専門店ゾーン)ネーミング・ロゴ・環境デザイン

【ネーミング・ロゴデザイン】

専門店ゾーンのネーミングは、藤田卓也氏(立案時、クリエイティブ集団PARTY所属)によるもの。B1~7Fまでの各フロアが、テナント・環境ともに特徴的な8つの異なる空間から成り立っていることを表す数字の「8」に、高島屋、東神開発の「T」が組み合わされているという。

ロゴデザインは、クリエイティブアソシエーション・CEKAIの安田昂弘氏によるもの。家紋や瓢箪など、伝統的なシルエットを彷彿させるミニマルなデザインで、Tと8をアイコニックに抽象化。

ミニマルなエレメントを空間的にレイアウトすることで、京都という都市が持つ歴史的側面から現代、これから先の未来まで、地続きにつながり日々変化を続けるイメージと、多様性に対しての可能性をメッセージとし、デザインしたとのことだ。

【環境デザイン】
アドバイザーとしてDAISHIZEN 代表取締役の齊藤太一氏を迎え、様々な人々や文化、物ごとが混ざり合う、まさにであいと発見がある空間を構築。また、フロアごとに個性的なデザイナーを起用。B1~4F の5フロアは、3人の新進気鋭の建築家が、それぞれ異色のコンセプトで環境を設計したとのことだ。

<参考情報>
【施設名称】 京都高島屋 S.C.(キョウトタカシマヤショッピングセンター)
【所在地】 京都市下京区四条通河原町西入真町 52
【フロア構成・面積】