※PHRとはPersonal Health Recordの略で個人の医療・介護・健康データのこと
インスリン製剤を用いた治療の現状
日本の糖尿病人口は2007年をピークに減少傾向ではあるものの、日本に約1000万人程度いるといわれている。1型糖尿病の患者や、安定した血糖コントロールが必要な一部の2型糖尿病患者などにおいて、インスリン製剤の注射が選択される。インスリンでの治療を行う患者は1日に複数回血糖測定を行い、その値に応じた量のインスリン製剤を注射する必要がある。患者にとって注射の時間や量を毎回正確に記録することは難易度が高い上、大きな負担となっている。
今回同社が連携を開始するスマートセンサー「マリヤ®」は、インスリン製剤に装着することで投与量を自動で認識し、同社アプリ「シンクヘルス」に自動で送信される仕組みとなっている。入力の手間を省くだけでなく、インスリン製剤の投与状況を正確に記録することが可能となるという。
「マリヤ®」でインスリン注射データを自動的に収集・記録
「マリヤ®」はノボ ノルディスク ファーマが発売しているプレフィルドインスリン製剤「フレックスタッチ®」に直接装着する非医療機器のスマートセンサーだ。マリヤ®をプレフィルドインスリン製剤(フレックスタッチ®)に装着して使用することで、インスリンの空打ちを含む単位数、日付、時間などの毎日のインスリン注射データを自動的に収集・記録できる。記録されたデータはシンクヘルスアプリ内に自動で同期され、食事や血糖値などと照らし合わせ、血糖コントロールの状況をより正確に可視化できる。
■H2株式会社
https://www.health2sync.com/ja/
■ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
https://www.novonordisk.co.jp/
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