タップルは、提供するマッチングアプリ「タップル」において、マッチングの質をより高めることを目的とし、マーケットデザインや情報の経済学の専門家である米イェール大学経営大学院マーケティング学科 上武康亮准教授との共同研究を開始することを発表した。
厚生労働省が発表した今年の1~9月までの累計出生数は調査開始以来最小となり、少子化の加速が懸念されている一方、マッチングアプリの利用者は増加しており、政府統計によると、SNSやマッチングアプリを利用して知り合った夫婦が結婚の13.6%を占めるなど、消費者に広く浸透するサービスとして定着しているとのことだ。
タップルは、出会いをつくるマッチングアプリは恋愛総量を増やすサービスとして、少子化対策の有効な手段の1つだと考えているという。
マッチングアプリ「タップル」は、累計会員数1,500万人を突破し、「タップル」を通して累計5億組のマッチングが成立するなど、多くの恋活・婚活をサポートしている。
これまでも、機械学習を活用したマッチング率向上など、互いの興味を反映するスコアを開発しマッチングの際に利用する取り組みを行っていたが、より効率よく自分好みの異性との良い出会いを創出できるよう、今回の共同研究に至ったとのことだ。
■研究内容
タップルでは男女がお互い気になる相手に”いいかも”を送ることができ、相互に”いいかも”が送られると「マッチング成立」とみなされ、メッセージのやり取りが可能となる。
同共同研究は、マーケットデザインや情報の経済学の専門家である、米イェール大学経営大学院マーケティング学科の上武康亮准教授とともに、ユーザーが“いいかも”を選ぶ条件や情報を収集し、レコメンド精度の向上や好みの異性を選択しやすくするサポートを図ることでより良いマッチ体験の提供を目指す。
共同研究では以下2点の実施により、ユーザーへの影響を調査。
●異性に対するアプローチのルールを変更することで、レコメンド時にユーザーの選好をより反映させる
●タップルに蓄積されたマッチングに有効な情報をユーザーに提供し、ユーザーがより良い選択をできるようサポートする
「タップル」は今後も、1つでも多くの良い出会いの提供を目指し、積極的にサービス開発を行っていくとのことだ。