Appleは、デベロッパに対して700の追加のプライスポイントと新しい価格設定ツールを提供し、価格設定機能をアップグレードしたことを発表した。
新しい価格設定ツールにより、App Storeの国や地域ごとの価格設定、外国為替レート変動の管理などがさらに簡単になるとしている。
なお、価格設定に関する新機能は、自動更新可能なサブスクリプションのあるアプリケーションでは12月より提供を開始。
その他のすべてのアプリケーションとアプリケーション内課金については2023年春から利用でき、175のストア全体と45の通貨で提供するとのことだ。
アップデートされたApp Storeの価格体系は、すべてのデベロッパが、これまで利用可能だったプライスポイントの10倍近い900のプライスポイントから選択可能となる。
これには、選択可能な600の新しいプライスポイントと、リクエストに応じて利用可能な追加の100の高額プライスポイントが含まれているという。
また、最低50円からリクエストに応じて最高160万円までのプライスポイントで、2,000円までは10円刻み、2,000円から1万5,000円までは100円刻みなどのように、価格範囲全体で徐々に価格が上がるプライスポイントとなっている。
なお、App Storeの175の各ストアで、デベロッパは下2桁が80または90の価格(9,980円や9,990円など)を含め、さらに多くの価格設定基準を利用できるようになるとのことだ。
今回新たに発表されたツールは、2022年12月から2023年にかけて順次提供を開始。
Appleがサービスを提供する世界中のユーザーにデベロッパが到達できるようにしながら、デベロッパがさらに柔軟に製品価格を設定できるようサポートしていくとのことだ。