アステリア株式会社は2022年11月28日、同社のAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio(グラヴィオ)」がぺんてる株式会社に採用されたと発表した

ぺんてるにおけるDXの状況

文具・描画材に加え、タッチパネルやペンタブレットなどの電子機器の製造販売も手がけるぺんてる。近年では、産業ロボットや医療機器の製造等の領域にも事業を拡大している。

2019年から製造効率アップや品質向上に向けIoTの導入による生産工場のスマート化に取り組み「モノづくり力」を高めるDXを推進。2021年には活動を拡大し、全社業務のDXを担当する専門部署「デジタルシフト課」を新設した。しかしAI/IoT人材育成や開発環境などには課題を抱えていたという。
そこで、AIやIoTを採り入れたソリューションを、ノーコードで開発することができるアステリア社のAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」を導入。

ITツールやシステム開発経験が少ない管理系部門のスタッフや若手人材を中心としたプロジェクトを立ち上げ、AIカメラやIoTセンサーの利活用でオフィスのデジタルシフトを実現する環境構築に着手しはじめたとのこと。

同プロジェクトでは、目視による施設管理を行っていたサーバールーム内の温湿度変化のリモート監視や、AIカメラの画像認識機能を活用した重要施設の自動監視ソリューション等を開発している。

施設内に設置された温湿度センサー

今後ぺんてるでは、国内の各工場でのサーバールームのリモート監視、異常検知システムの構築を検討しているとのこと。今後は「デジタルシフト課」が進めるオフィスのスマート化に関わる取り組みを他の事業所や工場にも展開し、全社のDXをさらに推進する方針だそうだ。

製品導入事例
https://www.gravio.com/jp-case-article/pentel

>>ニュースリリース