INDEX
RSGSには、2つのロボットアームと複数のロボットツール、カメラと照明などが含まれています。現在はコンポーネントレベルのテストが完了し、打ち上げに向けて順調に開発が進んでいるといいます。
RSGSの開発には、大手航空宇宙企業Northrop Grummanの子会社であり、軌道上サービス衛星の開発を手掛けるSpaceLogisticsが参画しています。同社は2020年に軌道上の衛星に燃料を補給することで寿命延長を図るMission Extension Vehicle-1 (MEV-1)を、クライアントであるIntelsatの衛星にドッキングさせることに業界で初めて成功した企業です。
DARPAの戦術技術オフィスでRSGSプログラムマネージャーを務めるアナ・サプラン氏は、
「DARPAは、官民パートナーシップにより、この技術(静止軌道衛星ロボット)を実証から運用可能なものへと推進する手助けをします」
とコメントしています。
今週の宇宙ニュース
宙畑編集部
地球観測企業MaxarがプエルトリコのAI・ソフトウェア開発企業を買収。ソリューション開発力の強化へ【宇宙ビジネスニュース】
宙畑編集部
宇宙旅行会社Virgin Galacticと商用宇宙ステーション構築を目指すAxiom Spaceが提携。微小重力研究と訓練支援へ【宇宙ビジネスニュース】
宙畑編集部
ISS退役後の宇宙環境利用シナリオを検討する調査提案をJAXAが公募。Blue Originら海外企業を含む10社の共同提案が採択【宇宙ビジネスニュース】
参考
DARPA’s Robotic In-Space Mechanic Aces Tests, on Track for Launch