ウェザーニューズは、秋の紅葉シーズンを楽しめるよう、「第三回紅葉見頃予想」を発表。

お天気アプリ「ウェザーニュース」やウェザーニュースウェブサイト「紅葉Ch.」では、全国の約800名所の見頃予想日やスポット情報、ピンポイント天気を公開している。詳細は以下。

2022年「第三回紅葉見頃予想」

<見頃時期:東日本・西日本の平野部は平年並〜やや早い予想>

ウェザーニュース、紅葉名所800か所以上の見頃開始日を公開 今週末は東京・高尾山で見頃、来週には京都・嵐山なども見頃に

葉が色付く時期は秋の最低気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなる。今シーズン、9月は北日本の日本海側を中心に晴れた日が多く、朝の放射冷却によって色付きが進んだという。

北日本や甲信の標高が高い山では平年並の見頃を迎えたところが多く、大雪山黒岳(北海道)など、平年より9日も早い見頃を迎えたところも。9月下旬から10月初めは気温が高めで色付きが足踏みしたが、その後11月にかけては寒気が度々流れ込んだ影響で、西日本を中心に色付きが急加速しているという。

全国的に平年並の見頃となっている名所が多く、平年11月上旬から中旬に見頃となる名所では平年より早い見頃を迎えているところもあるという。現在、東北の紅葉シーズンは終盤を迎え、東日本や西日本でも山から平野部へと色付きエリアが移ってきている。今週末は高尾山(東京)や滑床渓谷(愛媛)、深耶馬溪(大分)などで見頃の紅葉が楽しめそうとのことだ。

今後、天気は周期的に変化が、西日本や東日本では晴れる日が多くなり、色付きに必要な朝の冷え込みが見込めることや、東海以西を中心に平年より気温が低くなる予想のため、これから見頃を迎える名所も平年並の見頃となるところが多く、平野部では平年よりも早い見頃を迎える可能性があるとしている。

<鮮やかさ:十分な日照時間と冷え込みで鮮やかな紅葉に期待>

葉が鮮やかに色付くためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要であるという。また夏の天候は葉の育ち具合や傷み具合を左右し、色付きの良さに影響を与える。

9月に度々台風が接近した影響で、10月上旬までに見頃を迎えた西日本の山の一部から葉が散っている・色が悪いなどの影響報告があったという。ただ、10月の西日本は晴れた日が多く、日照時間が長くなった。寒気や晴れた日の放射冷却の影響で冷え込み、葉の色付きが順調に進んでいる。10月は台風の接近もなかったため、平年10月後半から見頃を迎える名所からは、数年ぶりの鮮やかさといった声が寄せられているとのことだ。