メルカリは、100%子会社「メルペイ」において、与信事業の強化に向けて、クレジットカード事業に参入することを発表した。

なお、事業開始時期は、2022年11月中を予定しているとのことだ。

メルカリは、2022年1月にメルカリグループの事業基盤をより強固にすべく、経営体制の変更を実施。さらに、Japan Region(メルカリグループ国内事業)内の個社をMarketplace・Fintechの2つのドメインで横軸の事業連携を強化するなど、シナジー創出や事業効率化を推進している。

また、メルペイが属するFintechでは、「グループシナジー強化による循環型金融の促進」を今期の事業方針として取り組んでおり、順調に進捗しているとのことだ。

メルペイは、一般的な属性データに基づく与信ではなく、「メルカリ」の利用実績等に基づく独自の与信を活用し、後払い決済サービス「メルペイスマート払い」、少額融資サービス「メルペイスマートマネー」を提供。利用者数は順調に拡大しているという。

特に「メルペイスマート払い」においては、「メルカリ」アプリで支払い明細が確認できる、自分で利用上限金額を設定できる、「メルカリ」の売上金で清算をすることができる等、利用と支払いの管理のしやすさは好評を受けているとのことだ。

今回、こうしたメルペイ独自の特長を持つ与信事業をさらに拡大すべく、クレジットカード事業へ参入に至ったとしている。

メルカリグループの強みを活かしながら、中長期的にさらなる成長を目指す要となるメルペイの与信事業をより多くの利用者に活用いただくことでMarketplaceにおける商品の売買、Fintechにおける決済・与信の連携を強化し、グループシナジーの最大化を目指していくという。

なお、同クレジットカード事業の展開を含めたメルカリグループ日本事業におけるFintechの今後の戦略については、11月8日に開催予定の「メルカリ Fintech事業戦略発表会 2022」にて説明をする予定とのことだ。