サントリー食品インターナショナルは、イズミと協働し、イズミの中国・九州地域の店舗を対象に、店頭で集められた使用済みペットボトルを回収して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクルを10月13日より開始することを発表した。
広島県内のゆめタウン、ゆめマートで先行開始し、2023年中に25店舗にまで拡大していく予定とのことだ。
同取り組みは、「リサイクル適性が高く、再資源化の仕組みが整っているペットボトルを資源として循環させていくことで持続可能な社会の実現に貢献する」というサントリーグループとイズミの思いが一致し、今回の取り組みに至ったという。
イズミの中国・九州地域の対象店舗で回収した使用済みペットボトルを、サントリーグループの飲料用ペットボトル容器として再生・使用することで、利用者の協力により集められた使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる、「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現するとしている。
また、イズミでは、利用者の水平リサイクルの取り組みへの参加促進を目的に、ペットボトル減容回収機の導入、イズミ公式アプリ(「ゆめアプリ」)を活用したポイントキャンペーン、売り場と連動した取り組み告知を展開し、「リサイクルの見える化」を推進し、地域の利用者と共に資源の有効活用を推進していくとのことだ。
サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進。
2019年策定の「プラスチック基本方針」で掲げた、“2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を実施していくとのことだ。