熱制御テクノロジーで世界をリードするタイガー魔法瓶は、全国20代~60代の料理習慣のある既婚者男女を対象に「物価高騰に伴う家庭の食卓の変化に関する調査」を実施した。

食材高騰で日々の献立にも影響が出ている人が約75%、小麦価格の高騰を理由にお米を食べる量を増やしたいと回答した人が約70%となったという。

また、約4人に1人が「小麦製品の価格高騰によりお米を食べる頻度が増えた」と回答し、お米回帰が進んでいることがわかったとのことだ。

コメの価格に関する傾向

円安による輸入原料や飼料・肥料コストの増加やエネルギー価格の高騰により、2022年1月~8月までで小麦製品や加工食品などを中心に値上げを行った食品が2万品目を超えているという。

そのような中、総務省が公表している小売物価統計によると、2022年8月時点でコメの小売価格(5kgあたり)はコシヒカリが前年同月比-1.8%、コシヒカリ以外の銘柄の平均が前年同月比-5.2%となった。

さらに令和3年産米の2022年7月の相対取引価格は、全銘柄平均で前月から-25円となり、2021年9月~2022年7月の令和3年産米の平均価格は令和2年度産米から-1,690円、令和元年産米から-2,877円となっている。

小麦製品の高騰が続いているのに対し、コメの小売価格は直近3か年においても高騰の波が届いていないことがわかる。

「小麦価格の高騰を理由にお米を食べる量を増やしたい」と回答した人が70.7%  なかでも「朝食をパンからごはんへ変更したい」人が3人に1人も

全国20代~60代の料理習慣のある既婚者男女328名を対象に、「物価高騰に伴う家庭の食卓の変化に関する調査」を実施。

「食材価格の高騰が日々の献立にも影響している」と回答した人が75.9%、「小麦価格の高騰を理由にお米を食べる量を増やしたい」と回答した人が70.7%となった。なかでも、「朝食をパンからごはんへ変更したい」という回答は3人に1人に上ったという。

一方で、「2020年以降、米の価格が値下がり傾向にある」と知らない人が68.6%、「パンや麺の価格高騰により、主食でお米を食べることが増えた」と回答した人は24.1%と少なく、物価が高騰しているなかで主食をお米に切り替えることで家計に役立つことを知らない人や実践していない人が多くいることがわかった。

さらに、小麦価格が高騰し、米の価格が値下がり傾向にある中で、おいしくごはんが炊ける炊飯器への見直しを検討している人は40.2%にのぼることがわかったという。

また2019年度~2022年度の炊飯器の業界平均売価は伸長しており、同社の最上位モデルの炊飯器「土鍋ご泡火炊き JPL型」は⾼価格帯炊飯器にも関わらず、2020年度には前年同期⽐101.2%、2021年度には119.6%と、2年連続で売上台数を伸ばすなど、コロナ禍を経た近年のトレンドとして⾼価格帯炊飯器の⼈気が⾼くなっていることが推察できるという。

お米への回帰に関心が増えてきているなかで調査結果・販売状況ともにごはんをおいしく炊くことへの関心が高まっていることが伺えるとのことだ。

調査対象:週に4回以上料理をする20~50代の男女 328 名
調査期間:2022年9月7日~8日
調査方法:インターネット調査(自社調べ)