ロッテは、様々なスポーツチームやアスリートおよび運動愛好家に運動パフォーマンス向上のために噛む力や噛み合わせ等を強化するコンディショニングサポート活動や“噛むこと”とスポーツに関する研究・情報発信・啓発活動をする「噛むスポプロジェクト」を本格始動すると発表した。
ロッテは、“噛むこと”の必要性や“噛むこと”がもたらす意外なチカラを通じて社会に貢献したいという想いのもと、これまでに多くのアスリートに対し、噛む力測定やトレーニングガムの提供、口腔健康セミナー等の取り組みや研究を行ってきたという。
プロジェクトの本格始動にあたり、今後はトップアスリートのみならず、スポーツや運動をする多くの人々にスポーツにおける“噛むこと”の重要性を発信し、日常から“噛むこと”やガムトレを取り入れてもらうことで、一人でも多くの人のスポーツにおけるパフォーマンス向上を目指し、“噛むこと”によるサポートを注力していくとのことだ。
これまでにロッテは、東京歯科大学 口腔健康科学講座スポーツ歯学研究室の武田友孝教授と共同でプロアスリートやスポーツチームを中心に噛むことによるサポートを実施。
しかし、日常的に噛む力を高めたり、噛み合わせを整えたりすることが、スポーツにおけるパフォーマンス向上に繋がることを知っているか調査したところ、知らない人が約6割もいることが明らかとなったという。
同調査から、一般生活者には“噛むこと”とスポーツの関係性が広く認知されていないことがわかる。加えて、アスリートが試合中にガムを噛んでいる様子はよく目にするが、アスリートがプレー中にガムを噛む理由について、「集中力アップ(42.0%)」や「リフレッシュのため(26.8%)」といった理解に留まっていることが調査結果で判明。
しかしながら、噛む力が「全身の筋活動アップ」と関連していることや正しい噛み合わせが「重心・姿勢の安定」などと関連していることが研究で報告されているという。
そのような背景を踏まえ、これまでのスポーツにおける“噛むこと”の関係性についての知見や経験を活かし、プロアスリートのみならず多くの一般生活者にもスポーツにおける”噛むこと”の重要性を伝え、日常から“噛むこと”やガムを使ったトレーニングを取り入れていくため、噛むスポプロジェクトを立ち上げて活動を強化していくとしている。
トップアスリートやプロスポーツチームはもちろん、今後はスポーツをする多くの一般生活者へ噛むことの重要性を知ってもらい、さらなる運動能力の向上やスポーツの楽しさを感じてもらうことに繋がる活動として、ガムの提供やセミナー講習等のサポートを続けていくとのことだ。