一般社団法人全日本フリースタイルBMX連盟(以下、JFBF)と西日本電信電話 岡山支店(以下、NTT西日本)、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト(以下、NTTスマートコネクト)は、昨年実施したマルチアングルVR映像のインターネットライブ配信に引き続き、JFBFが主管する「第6回全日本BMXフリースタイル選手権のBMXフリースタイル・パーク(以下、全日本選手権)」において、競技参加選手とファン・遠隔地からの観戦者による双方向ライブ配信技術を用いたプラットフォーム(NTTスマートコネクト提供)」により)を提供し、ICTを活用した新たなスポーツ価値の創出に取り組むと発表した。

1.実施経緯および概要

新型コロナウイルス感染症拡大により、世の中のデジタル化が急速に進み、デジタルコミュニケーションやリモートでのイベント参加等が日常になってきている中で、BMXフリースタイルを統括するJFBFとNTT西日本グループは新たなスポーツ観戦の在り方や新たなスポーツの価値創造を模索し、未来のスポーツ振興・地域発展に貢献できるよう協力してきたという。

2021年の同大会においては、NTTスマートコネクトの提供する360度VRマルチアングル配信サービス「REALIVE360」を用いて、BMXフリースタイルのダイナミックでアクロバティックな競技の魅力を疑似体験できる仕組みを提供。

2022年は、同スポーツのもうひとつの魅力である「競技を通じた選手やファンの絆」をICTで体感、絆をさらに深め紡ぐ事に挑戦するため、同プラットフォームにより、会場と遠隔地からの観戦者をつなぎ、選手とファンや遠隔地からの観戦者同士が双方向なコミュニケーションで応援し合うことで、双方向性やマルチアングルによる複数映像の同時配信を組み合わせた新たなスポーツ観戦スタイルの提供に挑戦するという。なお、同プラットフォームをスポーツ分野で活用するのは初の試みであるとのことだ。

2.新たなスポーツ観戦のポイント

同取組みを通じて、以下の3つの体験を提供。

1)選手への想いを会場に届け、会場を盛り上げる(双方向コミュニケーション観戦)
会場だけでなく遠隔地からの観戦者は、同プラットフォームの「コメントやスタンプの機能」を用いて、選手への声援を映像や音に変え会場に届けることができる。
それにより、大会を楽しむ全てのファンが一体感を持って選手を応援でき、会場を盛り上げ、選手を勇気づけるとのことだ。ファンの熱狂で包み込む新しい観戦体験を届けるとのことだ。

2)会場を感じる(マルチアングルスポーツ観戦)
同プラットフォームのマルチアングル配信機能を用いて、競技のメイン映像以外に、通常では経験できない「選手入場口」や「DJブース」等の舞台裏に加え、ファン目線として来場者が好きな視点で撮影した映像等、大会の様子を多視点で配信するという。
遠隔地からの観戦者は、同プラットフォームやJFBFオフィシャルサイトを通じて自分が見たい映像を自由に選択し楽しむことで、実際に会場にいるかのような臨場感を感じる事が出来る。

3)ファン同士がつながる(仲間とのリモート観戦)
同プラットフォームを通じて観戦を楽しむファン同士が、離れた場所にいても一緒に応援しているかのような体験を提供するという。
同プラットフォームでは、特定のメンバー(最大3人)がグループトークをしながらリモート観戦をする機能を提供。バーチャル上で仲間と顔を合わせ、会話しながら観戦する事で、ファン同士をつなげ・絆を深めるとのことだ。

3.大会概要

・大会名:第6回全日本BMXフリースタイル選手権(BMXフリースタイル・パーク)
・開催日:2022年9月16日・17日・18日
     予備日19日 (16日は公式練習日)
・会  場:岡山市北区下石井公園(岡山県岡山市北区幸町10)
・時  間:9:00〜17:00予定
     詳しくは、JFBFオフィシャルサイトに記載。
     JFBFオフィシャルサイト: https://japanbmx.com/