EVをもっと身近にすることを目指してEV充電インフラ「Terra Charge」を提供するTerra Motors(以下、テラモーターズ)は、コインパーキングに対してEV充電インフラの導入提案を開始するにあたり、先着で100基の無料提供を行うと発表した。

EV充電インフラ「Terra Charge」を提供するTerra Motors

■コインパーキングへ提供開始する背景

テラモーターズは、日本のEV化を進めるために、特に分譲マンションでの合意形成課題を解決する、導入無料のEV充電インフラ「Terra Charge」事業を2022年4月にスタート。

分譲マンションについては続々と導入が決定しているため、分譲マンション以外への導入提案を進めていくという。

日本では、2035年までに乗用車新車販売における電動車比率を100%とする目標を掲げているが、一方でEV充電インフラは不足しているのが現状である。

日本全国の駐車場(月極駐車場や住宅の車庫などを除く)のうち、コインパーキングが占める車室数は27%(※)とされており、コインパーキングへのEV充電設備の整備を進めることは、日本のEV充電インフラの充実につながるとのことだ。

また、コインパーキングの運営者にとっては、顧客への提供価値向上による利用時間やリピーター増加も期待することができ、EV充電インフラを整備することは施設自体の価値向上施策ともなるという。

テラモーターズは先着100基の無料提供を行なうことで、日本の駐車場へのEV充電インフラの拡充に寄与し、日本のEV化の一助となることを目指すとしている。

■無料提供の内容

先着で合計100基のEV充電インフラを設置する。

スマートフォンアプリで予約・決済が可能なため、あらゆるユーザーにとって使いやすく、管理者側も管理しやすいインフラを提供していくとのことだ。

■今後の展開

先着100基の無料導入を進めながら、引き続き周辺領域への無料導入についても展開予定だという。

日本のEV充電インフラを担うべく、導入・運用がしやすいインフラとして、画期的なソリューションとなることを目指すとしている。

※ 参照:駐車場便覧 編集委員会「駐車場便覧2020」より https://www.gia-jpb.jp/download/binran/2021-03.pdf