ヤマダホールディングスは、ヤマダデンキにおいて、男性トイレ個室に「サニタリーボックス」を7月1日より順次導入し、年内までに全店舗に設置を完了することを発表した。

なお、同ボックスがある個室にはドアに張り紙をして分かるようにし、男性用トイレを使用する性的少数(LGBTQ+)の人が生理用品を捨てる際の利用も想定しているとのことだ。

店舗従業員が自発的に設置したサニタリーボックス(「家電住まいる館 YAMADA岡崎本店」にて)

昨今、前立腺がんやぼうこうがんの治療や加齢により、尿漏れパッドや大人用のおむつを着用する人が、外出時にパッドやおむつの捨て場所に困る場合などがあり、ヤマダデンキはこのような困りごとを解決し、利用者に店舗で快適に買い物を楽しんでもらいたいと考えているという。

同ボックスの全店舖設置については、2021年7月に発足したヤマダホールディングスグループの有志の従業員による「SDGs ひろめ隊」のチャットルームでの情報共有や意見交換、自発的な店舗設置を見て導入決定に至ったとしている。

ヤマダホールディングスグループは、今後も、SDGs目標達成に向けた社会課題を「自分ごと」と捉え、会社として、個人として、できること、やるべきことに真摯に向き合い、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していくとのことだ。