キリンビバレッジは、「キリン 生茶 紙シール付ラベルレス」を6月7日より首都圏エリアの一部の量販店でテスト販売を開始すると発表した。

キリン 生茶 紙シール付ラベルレス

キリンビバレッジは、2021年より「生茶」ブランドを環境のCSVフラッグシップブランドと位置付け、再生PET樹脂を100%使用した「R100ペットボトル」の導入拡大による資源循環の取り組みやラベルレス商品発売などによるプラスチック使用量削減の取り組みを推進しているという。

また、ラベルレス商品については、これまで6本パックやケース販売専用商品を展開。

今回発売する「キリン 生茶 紙シール付ラベルレス」は、ペットボトル本体に巻くラベルを使用せず、必要表示内容が記載された小面積の紙製のタックシールを貼付した商品としている。

これにより、従来のラベルがなくても店頭で商品を1本ずつ販売することが可能となるとのことだ。

また、商品に貼付されるタックシールはこれまでプラスチック製が主流であったが、今回、同社はフジシールとの取り組みにより紙製タックシールを新たに開発し、同商品に採用したという。

同社は、紙製タックシールを導入し、同商品のテスト販売を行うことで、環境対応商品の展開を一層進め、プラスチック削減の取り組みを推進するとのことだ。

■「キリン 生茶 紙シール付ラベルレス」概要

【タックシール】
●必要表示内容が記載された小面積の紙製タックシールを貼付。
●ペットボトルから剥がしても跡残りしにくいのりを採用。
●通常のラベルよりも剥がしやすく、使用済みペットボトルを分別しやすい仕様に。
●同商品のラベルにおけるプラスチック使用量は、ペットボトル本体にラベルを巻いた通常の「キリン 生茶」(525ml)と比較して、約7%となる。
また、同商品のテスト販売において、約1トンのプラスチック使用量を削減する見込み。

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献するとのことだ。