経済産業省は、本日3月22日の夕方以降に東京電力管内の需給が極めて厳しく、想定される電力需要に対して供給力が不足する見込みであると発表。

昨日、節電の協力を呼びかけ、消費者の協力により、9時台の需要は4,349万kWと当初の想定需要を100万kW程度下回る水準で推移。

しかし、一方では目標とする需要水準を200~300万kW上回る水準で推移しており、この傾向が継続すると夕方には想定される電力需要に対して供給力が不足する見込みであるという。

また、東北電力管内においては、悪天候で気温が低い状況が続く中で、昨日の想定よりも需要が大幅に伸びており、9時台の使用率が100%(速報値)に届くなど、電力需給が極めて厳しい状況となっているとのことだ。

これを受け経済産業省は、東京電力管内および東北電力管内の家庭や職場において、暖房の設定温度を下げる、使っていない部屋の電気を消す、使っていない機器の電源を落とすなど、日常生活に支障のない範囲で、現在の取組より踏み込んだより一層の節電への協力をお願いしている。

また、その他の需要家においても、経済活動に支障のない範囲で最大限の節電に協力を呼びかけている。

なお、今後の電力需給の動向次第では、更なる節電の協力を要請する可能性もあるとのことだ。