Facebook Japanは、2022年3月17日、ひとり一人がSDGsについて考える機会となるよう制定された「みんなで考えるSDGsの日」に合わせ、安心安全にInstagramやFacebookを利用するためのヒントを紹介する「多様なコミュニティのためのInstagram & Facebook 安全ガイド」を公開した。

誹謗中傷から自分を守る機能など、ポジティブな利用体験を実現するためのヒントに加えて、インスピレーションを与えてくれるコミュニティメンバー、関連団体などを紹介しているとのことだ。

多様なコミュニティのためのInstagram & Facebook 安全ガイド

同ガイドは、国内のプライドウィークに合わせて2020年4月に日本で初めて公開した「LGBTQ+コミュニティのためのFacebook・Instagram安全ガイド」を改訂したものだという。

LGBTQ+コミュニティはもちろん、障害を持つ人々や女性など、より多様なコミュニティに安心安全なSNS利用について知ってほしいという思いを込め、内容をアップデートしたとしている。

改訂版のガイドでは、SNSとの “正しい付き合い方” を学ぶために知っておきたい機能として、誹謗中傷から自分を守るために有効な抑制機能のように旧ガイドが公開された後に導入されたツールや、InstagramやFacebookを使う時間をポジティブなものにするために利用時間を管理する機能などを新たに紹介。

また、よりインクルーシブなガイドにするためイラストも一新したとのことだ。

さらに、普段からInstagram・Facebookを活用しているアーティストやアスリートなどのコミュニティメンバー、関連団体からのメッセージも紹介。なお、ガイドで紹介している人々、団体は下記のとおり(掲載順、敬称略)。

●後藤仁美(モデル、俳優、イラストレーター、ドラマー)
●リト@葉っぱ切り絵(葉っぱ切り絵アーティスト)
●一般社団法人fair
●一ノ瀬メイ(パラリンピアン)
●一般社団法人ミチシル
●しおり カムホーム(アーティスト)
●Kodo Nishimura(メイクアップアーティスト/僧侶)
●一般社団法人Voice Up Japan
●むらまつ しおり(イラストレーター)
●認定NPO法人ReBit

Metaは、利用者が安心して利用できるプラットフォームを実現するための取り組みとして、各種リソースの制作や啓発活動、InstagramやFacebookの機能拡充に注力しているという。

また、昨年9月に発表した「Re-labelingプロジェクト」など、より多くの人たちがSGDsアクションに向けた第一歩を踏み出すことができるような取り組みも進めてきたとしている。

SDGsゴールを達成するためには、多様性を尊重し、性的指向や性別、障害の有無などに関わらず、あらゆる人が平等に活躍できる社会を実現することが重要だという。

同ガイドの公開を通じ、多様なコミュニティに属する利用者が、安心してInstagramやFacebookを使って自分自身を表現したり、興味関心を同じくする人たちと繋がることに貢献していきたいとのことだ。