INDEX
花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター(以下、BRCC)は、20~50代の男女を対象に、肌の不調に関する意識調査を実施し、結果を公表した。
■肌の不調:男女ともに一時的に肌が不調方向に「ゆらぐ」
男女計10,000人に、肌の不調を感じることがあるか尋ねたところ、51.9%が「一時的に不調を感じる」と回答。半数以上の人が、一時的に肌が不調に傾く肌状態の「ゆらぎ」を感じていることになり、男女別に見ると女性の3人に2人、男性の3人に1人に該当するという。また、年齢が若いほど「ゆらぐ」傾向にあることもわかった。
■「季節の変わり目」:女性の8割以上、男性の7割以上が肌の不調を自覚
続いて、一時的に肌の不調を感じることがあると回答した男女各620人に、季節の変わり目に不調を感じるか尋ねたところ、女性は83.4%、男性は70.8%と、男女ともに季節の変わり目に不調を実感している人が多いことが判明したという。
■「季節の変わり目」の不調:「肌が乾燥しやすい」は男女共通で7割超
季節の変わり目に肌の不調を感じると回答した人の具体的な肌状態としては、男女差や年代差なく「乾燥しやすい」が最多となった。
年代別では若い年齢ほど「ニキビ・吹き出物ができやすい」傾向にあり、男女別には男性が「脂っぽくなりやすい」ことを自覚している傾向も確認できたとのことだ。
■部位:「頬」と「口まわり」が不調「鼻」や「鼻の下」は男女差顕著
季節の変わり目に不調を感じる部位は、男女ともに「頬」と「口まわり」が多いという結果に。また、男性は、女性よりも「鼻」と「鼻の下」の不調を感じる人が多く、鼻のニキビや吹き出物、鼻の下の乾燥などを気にする声もあったという。
■マスク生活と肌:男女ともに若い年代ほど影響大
長引くマスク生活と肌との関係については年代差が大きく、男女ともに若い年代ほど不調を感じやすくなったと回答する傾向にあったという。
全体では59.8%がマスクによる肌の不調を感じており、具体的な声としては、肌がかゆくなる、吹き出物が出やすいなどが挙げられていた。
■肌の不調時の手入れ:気を使っているものの、手入れに不安
一時的に肌の不調を感じるときのお手入れについては、8割以上が「気を使っている」と回答。
「いつもの化粧品をたっぷり使う」「いつもとは違う化粧品を使う」、「入念に洗顔する」「保湿する」「毎日ひげを剃って清潔にする」など、自分なりに工夫している様子が見られたものの、半数以上が「自分にあっているかわからない」と回答し、肌が一時的に不調に傾いたときの手入れに自信がない様子が伺えたとのことだ。
【調査概要】
調査時期:2021年12月
調査方法:WEB調査
回答人数:n=10,000
調査対象:20~50代男女
<参考>
花王株式会社 ビューティリサーチ&クリエーションセンター『肌の不調に関する意識調査』