KDDIは、モバイル通信や運航管理システム、クラウドなど、ドローンの遠隔自律飛行に必要なツールを揃えた「スマートドローンツールズ」を提供開始すると発表した。
2022年度の法施行が予定されている「有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)」の解禁で、物流やインフラ点検、災害時の監視などさまざまなシーンでドローン利用の加速が期待されている。
「スマートドローンツールズ」は、ドローンの遠隔運用を検討される法人のニーズに幅広く対応するとのことだ。
「スマートドローンツールズ」は、ドローンの遠隔自律飛行に必要な基本ツールをまとめた「4G LTEパッケージ」に、顧客の利用シーンに合った「オプション」を組み合わせて利用できる。
「4G LTEパッケージ」は、全国どこからでもドローンの遠隔操作・映像のリアルタイム共有を可能とする「運航管理システム」や撮影したデータを管理する「クラウド」、データ使い放題の「モバイル通信」の3つのツールをまとめ、月額49,800円で提供するとしている。
あわせて、多くのユーザーが体験できるよう、期間限定で「4G LTEパッケージ」を2022年12月まで無料で利用できる「トライアルキャンペーン」を2022年2月15日から2022年3月31日まで実施するとのことだ。
また、KDDIはドローンに最適化された耐ノイズ設計で安定した通信を実現するドローン専用通信モジュール「Corewing 01」を開発し、2022年4月から提供開始するほか、国内外11機種のドローンへ「Corewing 01」を順次搭載していくという。
これにより、ユーザーはドローンにモジュールを組み込む手間なく、用途に応じた最適なドローンを利用できるとのことだ。
KDDIは、モバイル通信に対応した「スマートドローンツールズ」と多彩なラインナップで、より安全に、より効率的に、といったユーザーの想いを叶え、ドローンの社会インフラ化を推進していくとしている。