東日本旅客鉄道(JR東日本)は、新たな交通系ICカード「Suica Light」の販売を開始すると発表した。
「Suica Light」は、地方自治体における交通費補助事業等で活用することを想定した交通系ICカードで「有効期限あり/預り金(デポジット)なし」が特徴であるという。
今回、「Suica Light」が初めて千葉県四街道市の「四街道ふるさとの味お届け便支援事業」に採用された。
今後も「Suica Light」の拡大に取り組み、地域の活性化およびキャッシュレス社会の発展に貢献していくとしている。
1.カード名称
「Suica Light」
2.カードの特徴
(1)預り金(デポジット)なしで、最大6か月間使用可能
500円の預り金(デポジット)を預かりなしで、利用後の払いもどしの手間がなくなる。また、地方自治体における地域住民への交通費補助事業等、「短期間での利用に対し、多くのSuicaを配布したい」というニーズに応えるとのことだ。
修学旅行等の短期の団体旅行でも、通常のSuicaの代わりとして活用できる。
※入金(チャージ残高)の払いもどしは行わない。
※有効期限あり、再発行は行わない。
(2)鉄道・バス等で利用可能であるほか、電子マネーとして利用可能
通常のSuicaと同様、全国相互利用対象エリアの鉄道・バス等に利用できる。また、店舗やタクシー、観光施設等での支払いにも利用可能。
3.販売等に関して
地方自治体における交通費補助事業等や修学旅行等の短期の団体旅行での活用を想定しているため、地方自治体や旅行代理店等、法人の顧客のみへの販売。
※一般客への販売は行わないとのこと。
※販売はびゅうトラベルサービスが行う。
4.参考(千葉県四街道市の取組み)
千葉県四街道市では、「まち・ひと・しごと創生推進事業」の一環として「四街道ふるさとの味お届け便支援事業」を実施。
この事業は新型コロナウイルス感染症の影響で、帰省が困難となっている四街道市出身で千葉県外に居住している18歳から25歳の学生を応援するため、「Suica Light」と市の特産品等を2022年1月下旬より配布するものであるとのことだ。