CHANGE FOR THE BLUE いばらき実行委員会は、12月18日、19日、茨城県大洗町のサンビーチで今年最後のビーチクリーンを実施。

両日ともにビーチクリーンの他にクラフト教室やCHANGE FOR THE BLUE いばらき実行委員会とコラボレーションした焼き芋の販売も行ったという。

この活動は、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するもの。

イベント概要
・日程:2021年12月18日・19日 14時00分~
・開催場所:大洗サンビーチ
・参加人数:97名(18日52名、19日45名)

イベント会場の海に感謝。海をきれいにする力は人の思いからしか生まれない。

両日行われたビーチクリーンは、茨城県が主催する「NIGHT WAVE~海のイルミネーションin大洗」に先立ち実施されたもので、海岸でイベントを開催するうえで「ごみを出さない、ごみを持ち帰る、ごみを分別する」意識を伝えようと、夜のメインイベント前に開催されたという。

事前応募には東京からの参加も含め40人の応募、2日間で100人近い参加があり、年末らしく大量のごみを回収。

栃木県からイルミネーションを見に来た20代のカップルは「事前にHPで情報を見ていたらビーチクリーンのことが紹介されていたので申し込みました」といい、40分あまりで燃えるごみ袋満タンにごみを集めていたとのことだ。

大洗サンビーチはサーファーをはじめ、地元や近隣からの来場者も多くごみの量は少なくはないという。この日も大小さまざまな大きさのプラスチックごみが多く見つかり、タイヤやロープ、農機具など不法投棄されたごみが回収された。

参加者の多くは県内在住者であったが夜のイベント目当てで埼玉、東京から来県した人も快く参加し、海洋ごみの7~8割が街からでるごみであること、私たちの生活ごみが海で生きる生き物の生きる環境を悪くしている話をうなずきながら聞く人がいて、ごみを集め終わると「ごみなんて無いように見えるけど実際ごみを拾いだすといたるところにごみが落ちていますね。毎日の生活でできることから始めていきたいです」と話したという。

この日、初めてCHANGE FOR THE BLUE いばらき実行委員会の活動に触れる人もいて、今後も清掃活動や海洋環境について学ぶ場があれば積極的に参加したいと話す人もいたとのことだ。

50年後も美しい海であるために。メッセージを発信

大洗町では今年、海開きをするもコロナ禍もあり以前のような賑わいはなかったという。緊急事態宣言後のリアルイベントとして、大洗サンビーチという素晴らしいロケーションを活用したイベントには初日だけで2万人以上もの人が集まったとのことだ。

CHANGE FOR THE BLUE いばらき実行委員会では、美しい海を残すためのアクションを伝えるために、茨城県の特産品「焼き芋」を出展したり、大洗サンビーチで採れた貝殻を使ってのクラフト教室、海洋環境問題を伝える映像を使ってメッセージを届けたという。

団体概要
団体名称:CHANGE FOR THE BLUE いばらき実行委員会
本社所在地:東京都杉並区下高井戸1-18-12(クラフト内)
電話番号:03-5300-1101
代表理事:大久保博之実行委員長
設立:令和2年11月1日
URL:https://cfb-ibaraki.jp/

活動内容:きれいな海づくりのためには、山・川・湖沼の環境を守ることが大切。同団体は、この豊かな茨城の海を次世代へつないでいくため、海洋ごみについて関心を持ってもらい、海洋問題に対しての意識を高めてもらいたいと考えているという。

自発的な海洋ごみ拾い、周囲への啓発、さらには個人として排出する海洋ごみの量をへらしていく“ワンアクション”が広がっていくことを目指して活動に取組むとのことだ。